フリーランスのママの仕事は“自己実現”と思われがち 32歳、女性社長の挑戦

ウートピ / 2015年12月4日 7時0分

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ママ視点を力にした女性社長の発想

妻であり二児の母、そして起業家としてパワフルな毎日を送る尾崎えり子さん。新卒で経営コンサルティング会社に入社、営業として4年間活躍。スポーツデータバンクに転職、企業内起業で子会社を立ち上げ25歳で執行役員、28歳という若さで代表に就任。第二子の育休をきっかけに退職後、株式会社新閃力を設立した。

現在32歳、ビジネスパーソンとしてキャリアを積む尾崎さんはじつに多彩な顔を持つ。新規事業や商品のプロデュースを手掛ける株式会社新閃力の代表取締役であり、子どもと企業をつなぐ職業体験の場を提供するNPO法人コヂカラ・ニッポン副代表。そして早稲田大学国際寮グローバル人材育成プログラム講師、流山市子ども子育て審議委員……などなど、その肩書きは枚挙に暇がない。

そんな尾崎さんに、仕事にかける思いや母として抱える葛藤や、「ママ向け」「女性向け」ビジネスについて、そしてこれからの時代に生きるワーキングマザーの姿について伺った。

産休中は正直、苦痛だった

――ワーキングマザーとして、バリバリ仕事をされている尾崎さんですが、27歳で一人目のお子さんを出産されたとか。一般的に、仕事が一番楽しくなってくるといわれる時期ですよね。

尾崎えり子さん(以下、尾崎):そうですね。その当時は、本当に仕事が楽しかったんです。だから、子育てが本当に楽しくなくて。そもそも私自身、社会から認められたいという承認欲求がすごく高いんです。なので、産休中、家から出ないで仕事をせず、子どもの面倒をみるというのが正直苦痛でした。よくテレビドラマなどでママたちが「子どもがちょー愛しい」とか「笑い声を聞いているだけで幸せ」っていう感覚が私にはなかなかもてなくて。なにか目標を持ちたくて、孫正義さんの後継者発掘・育成のためのソフトバンクアカデミアという学校に応募して、6か月の息子を抱っこして一次面接を突破し、二次面接まで行きました。

――その行動力はすごいですね!

尾崎:とにかく子育てが面白くないので、育休中の時間を使ってどれだけいろんな体験ができるかというようなことに重きをおかないと、鬱になりそうだったんです。育休復帰してからも仕事は楽しいけれども、帰ってヘトヘトになって、意味も分からず子どもに泣かれると本当に辛くて。家ではずっと眉間にしわを寄せているというような生活が続いたんです。でも、「なんで私は理想の母親になれないんだろう」というような自分に対して責めるような気持ちがありましたし、子どもにも罪悪感がありました。会社に対しても「すみません…今日もまた子どもが熱を出したのでお先に失礼します」みたいなことが続くと大好きな方々だっただけに申し訳なくて。その3つの罪悪感で一人目の時は気持ちがぐちゃぐちゃになっていました。でも、二人目を出産して育休中くらいから、すこしずつ自分が「母」になっていっている実感を持てました。話ができるようになったり、一緒に出掛けられるようになると子どもと触れ合うのが楽しくなってきました。仕事も大好きだけど、子どもとの時間も大切にしたいと育休復帰するときに、会社と話し合ってどうするのが会社と私にとってどんな関係が良いか考えた結果、仕事がある場合は業務委託という形で請け負うことになりました。

フリーランスのママの仕事は“自己実現”と思われがち

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