カルビーが多様な働き方を推進する理由「社員の待遇アップは、最も大事な投資」

ウートピ / 2015年12月17日 12時30分

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業績アップにも カルビーの多様な働き方

「かっぱえびせん」など定番スナック菓子で国民的な知名度を誇るカルビー。近年はシリアル「フルグラ」も好調だ。

そんなカルビーの会長兼CEOの松本晃氏が今秋、テレビ番組にて「従業員はツール(道具)ではない」「社員の待遇をよくするのはいちばん大事な投資」という主旨の発言をし、「こういった考え方が広まってほしい」と注目を集めた。近年、ブラック企業の問題が取り沙汰され、消費者の間でも、そうした企業を支援したくない=商品を買いたくないというムードが広がっている。優秀な人材を定着させるという意味でも、働き方や社風、待遇は重要な企業戦略のひとつだ。

カルビー広報の朱靖さんによると、同社は「ダイバーシティ」を経営上の重要な戦略のひとつとして位置づけ、女性の活躍推進にグループ全社をあげて取り組んでいるという。インタビューの後編では、前編に引き続きフルグラ事業部 1課 課長・網干弓子さんも交えて、カルビーの働き方について聞いた。(編集部)

【前編はこちら】カルビーを業績好調に導いた「フルグラ」 年商5倍の逆転劇とは

「女性の活躍なしにカルビーの将来はない」

——女性活躍推進に優れた企業として、経済産業省・東京証券取引所が共同で選定する「なでしこ銘柄」に2014年・2015年と2年連続で選ばれたカルビーですが、具体的な取り組みはいつから始まったのでしょうか?

朱靖さん(以下、朱さん):2009年からです。今の会長である松本が弊社に来て「女性の活躍なしにカルビーの将来はない」と。松本はもともと外資系医療メーカーの出身なのですが、そこで日本法人のダイバーシティが進んでいないことを指摘されたそうです。それをきっかけに多くの女性を登用、その結果業績が上がったという経緯があったそうです。

そして弊社へ来てみたらまだまだ女性の管理職率が低い。そこで「それじゃダメだ! 時代遅れだ!」とダイバーシティ委員を発足し、2010年4月1日において5.9%であった女性管理職比率は2014年4月1日には14.3%まで上昇しました。これからも女性の活躍を推進し、2020年には女性管理職30%という数字を目標に掲げています。

社員の待遇を悪くすると、会社への貢献度が下がる

——松本会長と言えば、TVで「給料を増やし社員の待遇をよくするのはいちばん大事な投資」と語っていたのが印象的でした。

:いつも言っていることですね(笑)。松本は「給料を下げたり、人件費を減らすと社員はやる気を失って会社へ貢献しなくなる。すると新しいものは生まれず、会社の成績も落ちるという悪循環へ陥る」と考えています。そうならないためにまずは社員の待遇をよくし、仕事への士気を高めることを一番だと。

生活の変化に合わせて働けるシステムがある

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