8歳で強制的に嫁に行かされる少女たち 命の危険もある世界の低年齢結婚の厳しい実情

ウートピ / 2014年4月22日 20時0分

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命の危険も…低年齢結婚の厳しい実情

15歳以下で結婚を強要される少女たちは毎年1,420万人。信じられないような人数であるが、世界保健機関が正式に発表した数字である。この低年齢結婚はインド・中東・アフリカを中心に多く見られ、8~15歳の少女が年上の男性と強制的に結婚させられている。そして、多くの少女が結婚を理由に教育の機会を奪われており、早過ぎる出産の強制や、それによる死亡例 も多く報告されている。世界で実際にあった少女たちの低年齢結婚とその問題についてまとめてみた。

マラウイ共和国:祖父ほどの年齢の夫はアルコール中毒者

現在15歳のマイネスは、13歳の時に自分のおじいさんと同じくらいの年齢の男性と結婚した。その理由は貧困から抜け出すため、そして学校に行き続けるためだった。しかし、結婚した夫が実はアルコール中毒者だったことが発覚。学校にも行けず、家にお金も入れてくれない夫との生活で、彼女の夢は一瞬にして崩れ落ちた。

そんな時、彼女に転機が訪れる。結婚する前に受けた試験がその地域一番だった彼女は、これが理由で家族の元へ帰ることができ、学校へも行けるようになったそうだ。そして現在は自分の経験を語り、一人でも多くの子供達に教育を維持するように導いている。マラウイ共和国では家族に女の子が生まれると、その家の父親は自分自身のことを「金持ちになった」と思うのだという。結婚する時に、新郎から新婦の親へ大金が支払われるからで、それほど女の子に“価値がある”のである。

インド:世界の低年齢結婚の4割

インドは世界でも低年齢結婚数が多い国のひとつである。法律で認められた女性の結婚年齢は18歳だが、約2,400万人が18歳未満で結婚しており、世界の低年齢結婚の4割に達するという。さらに 2013年に、国連が発足した「低年齢結婚撲滅国」への加盟を拒否すると発表している。

しかし、それでも少しずつ変化は起こっている。昨年、ある14歳の女の子が「学業に専念したい」との理由で結婚を破棄して話題となった。インドの低年齢結婚の背景にはアフリカ同様、貧困と伝統があり、「するのが当然である」と考えている人は多いが、これから徐々にその流れが変わって来そうだ。

イエメン:8歳の女の子が子宮破裂で死亡

イエメンでも低年齢結婚は日常的に行われている。2013年9月、信じられないようなニュースが報じられた。8歳の女の子・ラワンが40歳の男性と結婚し、結婚初夜に内出血(子宮を含む臓器の破裂)で死亡したというのだ。のちに政府はこの報道を否定する発表を行ったが、同国では2010年にも、12歳の女の子が出産中に死亡しており、イエメンでの低年齢結婚は深刻な問題となっている。

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