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弟を脱ニートに導いた漫画家が語る、見守りの姿勢「ダメな現状より“変化”を見る」

ウートピ / 2016年3月3日 9時20分

――ご両親はポン太郎君がなぜニートになったのか、追及されませんでしたか??

沼津:母親はわたしと同じで原因は探してもしょうがないよね、という意見でしたが、父親は違いました。父親は高校教師で、優秀な成績をおさめて一流大学、企業に進んでほしいという教育方針だから、ずっと原因を探りたがっていて、「高校受験で本命に落ちたことが原因ではないか」という結論に落ち着いていました。本命校に入るために努力を重ねていたというわけではないので、本当にそうかはわからないですけど、未だに「もうちょっと真面目に塾に行かせればよかった」と言ってますね。あとは最近も、私は三人きょうだいなのですが、ポン太郎だけ幼少期にピアノを習わせていなかったので、そのせいではないか、とか。「違うでしょ!」と思うんですけど(笑)、父なりに悩んでいるようです。

ニートも期待しなきゃ、働かない!

――ポン太郎君がニートを抜け出すことができた大きな理由は、なんだと思いますか?

沼津:親からもらった上京資金が底をついて、私からの借金などやはり金銭的に苦しくなったのがきっかけだと思います。漫画でも描いたのですが、ポン太郎から「コミケでほしいものがあるから、5万円貸して!」と懇願されたことがありました。そのときはちょうど、私が大好きな元モーニング娘。の道重さゆみさんの卒業と、Berryz工房の活動停止が決まったタイミング。卒業と活動停止まではイベントラッシュで、私もお金が必要な時期でした。「こいつさえいなければもっとお金が使えるのに!」そう思っていた矢先に頼まれたので余計にカチンときて、「マジ却下」とすぐに断ったんですよね。

でも、断った後に、「コミケでお金を使ったら首が回らなくなって、さすがに働く気になるかも」「いやいや、ニートをなめるな私……」と悩みまくって、最終的に「遠くのアイドルより近くのニートだ!」と、賭けに出る気分で貸すことに決めました。絶対に自分で働いたお金で返してほしくて、「このお金は、私がホントにいろんなことを諦めた末に渡しとるっちゃけんね!」と絶叫しました。

そしたら、翌日、ポン太郎がコンビニに行ったときに『タウンワーク』を手に戻ってきたんですよ! 幻かと思いました(笑)。その後、何度か面接を受けて、落ち続けていたので、ニートに拍車がかかるのではと心配しましたが、なんとかゲーム関係のバイトに受かり、2年10ヶ月でニートを卒業できました。大好きなゲームができる業務内容だし、ゲーム好きが多く働いているから、バイト先は水に合っているようでした。その後は母親がゲームの専門学校へ行くように提案すると、不思議と即決して、晴れて学生となりました。

脱・ニートには、兄弟よりも親の存在が不可欠

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