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「著者が女性の論文は評価が下がる」Googleも苦戦する、無意識バイアスの実態

ウートピ / 2016年4月1日 15時0分

経済学で、「論文を評価する」という研究があります。分析の結果、「著者が誰か分かっていない状態で論文の内容を評価すると、女性が執筆者である論文の方が評価が高い。しかし、著者が誰か分かった瞬間、女性が執筆者として加えられている論文は評価が下がる」ということが分かりました。

これはゴールドバーグ・パラダイムと言って、心理学の世界でもよく言及されているバイアスです。これは、男性のみの責任とは言えません。実は、女性の方が「女性の成果を低くみる」傾向があるとも言われています。人間全体が持つバイアスなんです。

Googleですら徹底的にやらないと上手くいかないんですから、いわんや日本企業をや、ですよね。

――男性中心の職場に飛び込んでいく女性達の側にも、必要な心構えはありますか。

入山:自身の知見や経験をきちんと評価してくれる会社を見極めることが大事だと思いますね。
また、オッサンばかりの職場で働きにくいのであれば、女性はもっとどんどん起業すればいいのではないか、と考えることもあります。

アメリカの高名な心理学者アリス・イーガリーは、「これからのリーダーは女性の方が能力的に向いている」と提唱しています。前向きなビジョンを示し、新たなアイデアで部下のやる気を刺激し、一人ひとりをケアする、男性的でもあり女性的でもあるトランスフォーメーショナル型のリーダーシップです。ただ、まだまだ女性経営者は多くないですよね。これは日本だけではなく、シリコンバレーでも女性起業家の少なさが問題になっています。

個人的には、日本はまだ女性も男性も、仕事や生活の選択肢が少なすぎると思っています。女性がどんどん起業して、保育園に連れて行きやすい郊外にオフィスを構えたり、母親が6歳頃まで子ども達と一緒に過ごせるようになったりすれば、より多様化は促進されるのではないでしょうか。そのためには、企業だけでなく、日本全体でダイバーシティに取り組んでいかないといけません。

(小泉ちはる)

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