「育児をしない男は損」 自閉症の娘と向き合った父親が語る、部下10人のマネジメントに相当する子育て

ウートピ / 2014年4月24日 18時0分

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育児をしない男は損 自閉症児の父語る

あなたの子どもがもし1歳で「自閉症」と診断されたら? 「一生言葉を覚えることはない」と言われたら? 『リカと3つのルール 自閉症の少女がことばを話すまで』(新潮社)の著者、東条健一さんは、娘・リカちゃんが自閉症と診断されたとき、「幽体離脱」に近い状態を感じるほどのショックを受けたという。しかし、大学の研究チームに力を借りるなどし、リカちゃんは3000語を話せるまでになった。同書はリカちゃんの成長の記録であると同時に、東条さん自身の成長の記録でもある。父親として自閉症児と向き合うことはどういった経験だったのか。東条さんに話を聞いた。

ビジネスにも応用できる「訓練」方法 指示はシンプルに、誉めるときは大げさに

「むすめは、自分がほめられているかどうかなんて、わかりませんよ」僕は反論した。「リカちゃんは、ほめられると喜びます」先生は自信たっぷりに言った。「リカちゃんがほめられて喜んだことがないのなら、あなたは、まだ、『本当のほめ方』を知らないんですよ」山本先生は説明した。「感情をこめ、俳優になったつもりで、ほめてください」(同書から引用)

――東条さんは大学の研究チームの力を借り、3年にわたってリカちゃんの「訓練」を行っています。「空間固定の法則」など応用行動分析を駆使したものだったそうですが、これは大人が仕事をする上でも参考になる部分があると思いました。特に指示を出すという部分です。

東条健一さん(以下、東条)
:自閉症児と診断されたとき、リカは「言葉の概念自体がありません」と言われました。「リカちゃん、おりこうさんだから座ってちょうだい」と言っても、冗長過ぎて伝わりづらいんです。「座って」とシンプルに言うことが必要でした。でもこれって普通の大人でも実は同じです。仕事を頼むとき「いろいろ忙しいと思うけど……」とか、ついついいろいろ言ってしまうけど、それが物事を伝わりづらくしている場合があります。

――私も指示するときに「できればでいいんだけど……」とか言ってしまうのでよくわかります。

東条:本当はやってほしいんですよね。できればでいいんなら頼まなければいいし。指示が冗長なのは自信がないからなんでしょうね。指示が短すぎてもひどいですけど、適切な長さで指示できるようになれば、自分も自信がつくし、周りもやりやすい。

――ほめるときは「俳優になったつもりで」思いっきりほめてあげるというのも面白かったです。

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