男性が育休を6ヵ月とると、98%が職場復帰できない!? 数字で読み解く“パタハラ“の真実

ウートピ / 2016年4月18日 19時47分

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男性が育休を6ヵ月とると、98%が職場復帰できない!?

男性の育休、98%が1週間以内

2010年に流行語のベスト10に入った「イクメン」という言葉。今ではすっかり定着し、最近では自民党の宮崎謙介議員が育休を取得することを宣言し、「イクメン議員」と話題になりました。この言葉が生まれてから6年が経ち、男性が育休を取得することに対するためらいや偏見は薄くなってきているように思われます。

では、実際に育休を取得している男性はどのくらいいるのでしょうか?

昨年8月に発表された、厚生労働省による「平成26年度の雇用均等基本調査」を見てみると、女性の育休取得率が86.6%なのに対し、男性はなんと2.30%。政府が2020年までに目標としている男性の育休取得率が13%であることを考えると、驚くべき低さです。さらに、契約労働者に限った男性の育休取得率となると、数字はより下がり2.13%。政府の掲げる目標と、現実のギャップははなはだしいものです。

しかも、男性たちがどのくらいの期間、育休をとっているのかを調べてみるとさらに驚くべき結果が。東洋経済が発表した「育休取得者が多い100社ランキング」で堂々の1位に輝いた三菱UFJフィナンシャルグループでは、男性の育休取得者211人のうち、207名がたった1週間以内の取得。男性の育休に寛容な企業でも、長期の育休取得者はほぼいないのです。

3〜6ヵ月の長期取得では復職率はわずか2.2%

また、2012年の厚生労働省による調査の「取得期間別育児休業後復職者割合」を見ると、育休を1ヵ月〜3ヵ月取得した男性の中で、その後に復職できたのはわずか17.9%。さらに3ヵ月〜6ヵ月の取得になるとたった2.2%しか復職ができていないのです。一方、育児休業期間が1ヵ月未満の復職率は75.5%。

これはあくまで育児休業を取得した男性の中で何割がその後復職できたかを期間別に表したもので、「育休の取得期間別の割合」ではありません。しかし、育児休業期間が長くなればなるほど、男性が復職できる可能性が低くなることは紛れもない事実。長期間にわたり育児に関わりたいと思う男性も、これでは難しい状況です。

前述の宮崎議員はあるインタビューで育休の取得期間を「妻の退院後、1ヵ月程度を考えている」と発言していました。しかし、一般の会社人にとって、これはあまりにもリスキーなことなのではないでしょうか?

長期の育休取得は男性にとってリスキーか

また、2014年の調査では、育児休業以外で育児参加のために取得した休暇の日数も公開されています。最も多いのが3〜5日で37.3%、次に多いのが1〜2日の24.7%。こちらも長期間の取得は難しい状況のようです。

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