アフリカのバラの生命力に魅せられて 35歳女性起業家の決意
ウートピ / 2016年7月20日 21時4分

アフリカのバラで“愛”を伝える存在でありたい
生命のエネルギーを感じる大輪の薔薇。「AFRIKA ROSE」のオーナー、萩生田愛(はぎうだ・めぐみ)さんが扱うのは、太陽の光をめいっぱい浴びた“ケニア産の薔薇”。安定した生活も恋人との未来もすべて捨て、29歳でひとりケニアへ――。人生を大きく変えるきっかけになった彼女の「決断」と「実行」の経緯を聞きました。
入社6年目でよみがえってきた大学時代の情熱――ケニア産の薔薇は、私たちが普段目にする薔薇とは少し違いますね。花びらが大きくて色が個性的。茎もずいぶん太く、エネルギッシュな印象を受けます。
萩生田愛さん(以下、萩生田):日本ではあまり知られていないのですが、実は、ケニアは世界的な薔薇の産地です。色鮮やかで大きな花びらが幾重にも重なり、インパクトがあるんですよ。丈夫で長持ちするため、経済的な点も魅力のひとつですね。
――起業する前は、大手製薬会社に勤めていたそうですね。そんな萩生田さんが、なぜ29歳で会社を辞めて、ケニアへ行こうと思ったのでしょうか?
萩生田:大学時代をアメリカで過ごしていた時に、アフリカの貧困や飢餓の現状を知りました。いつか現地に行って彼らのために行動しようと心に決めたものの、多忙な日々のなかで、いつしかその思いを忘れかけていたんです。
でも、入社して6年ほど経った頃、発展途上国に薬を無償提供するプロジェクトがスタートし、胸の奥にしまい込んでいた思いがよみがえりました。ここで行かなかったら私は一生後悔する。そんな衝動に突き動かされ、会社を辞めることを決意したんです。住んでいたアパートを引き払い、将来を約束していた恋人にも別れを告げ、NGOでボランティアとしてケニアへ渡り、半年間のプログラムに参加しました。
制限のない状態で人生の選択肢を考えたかった――30歳を前に、安定した暮らしだけでなく、彼氏との未来も手放すというのは、女性として大きな決断だったのでは? 不安や恐怖はありませんでしたか?
萩生田:まわりにもさんざん止められましたが、結婚して家庭を持ってからでは自由に動けなくなる。制限のない状態で、自分の人生に対していろんな選択肢を考えたかったので、“行くなら今しかない”と思ったんです。
確かに結婚してしまえば将来の安定はあるけれど、「それって自分が本当に求めているもの?」と自問すると、やっぱり違う。私にとって一番怖いのは、自分が成長できないこと。ぬるま湯に戻るのではなく、心のままに生きようと踏み出しました。
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