「技術だけでは女性の心はつかめない」 パナソニック「レッグリフレ」ヒットの裏側

ウートピ / 2016年10月28日 21時45分

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パナソニック「レッグリフレ」ヒットのひみつ

パナソニックのブーツ型足用エアーマッサージャー「レッグリフレ」。1台約5万円という高価格ながら、9月に発売された最新モデルは初動売り上げが好調で、前モデル比1.5倍以上を記録しているそう。

モデルや芸能人の中でも人気が高いというレッグリフレ。しかし、今でこそ女性の心をわしづかみにしていますが、2010年に発売された初代から売り上げが好調だったわけではありません。

なぜ、レッグリフレが「簡易マッサージャー市場をリードしている」と言われるまでになったのか。パナソニックで同商品の企画マーケティングを担当する山下恵(やました・めぐみ)さんに話を聞きました。

「ダサピンク」だった!? 初代モデルが売れなかったワケ

レッグリフレの歴史は6年前にさかのぼります。2010年に誕生した初代のレッグリフレはふくらはぎのマッサージだけの仕様でした。その後、登場した2014年モデルでは足先もカバーするブーツ型に。そして今回発売された太ももまでカバーする仕様にと“進化”を遂げてきました。

山下さんは今回発売されたモデルから開発・マーケティングを担当しています。

「初代のモデルもとてもよい商品だったのですが売れていませんでした」と明かす山下さん。性能が悪かったわけではなく製品自体はパナソニックとしても自信作だったと言います。それがなぜ売れなかったのか。

「初代は主に男性が開発に携わっていたんですが、技術さえしっかりしてれば売れると思っていたんです」

色を一つとっても一見、女性に好まれそうなピンク色の製品があるものの、それは「男性が思う」ピンク。

「『女子はこういうピンクが好きなんでしょ?』っていうおじさん目線のピンクだったんです」と山下さんは振り返ります。

女性プロジェクト、発足!

「いくら技術が優れていても、女性がいいと思う部分をとことん突き詰めないと売れない」と気づいた同社は猛省。徹底的に女性の声を聞いて商品開発をしようと、山下さんの前任者が2013年、社内の女性10数人からなる「女性プロジェクト」を立ち上げました。

まず取りかかったのがリアルな女性ユーザーの声の掘り起こし。キャビンアテンダントや看護師といった立ち仕事をしている女性100人以上に聞き取り調査を行って地道に女性のニーズを聞いていきました。また、男性が多い技術チームとLINEグループを作り、女性の間で何がはやっているか、気づいたことを共有していったと言います。

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