夏木マリさんが途上国の子どもと女性を支援する本当の理由

ウートピ / 2014年6月20日 20時0分

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夏木マリさんが貧困国を支援する理由

6月21日は「世界音楽の日」。夏木マリさんはこの日、今年で5回目になる支援ライブを行います。その母体となっているのは、夏木さんがパートナーである斉藤ノヴさんと共に取り組んでいる「One of Love」というプロジェクト。なぜお二人は自分たちの手で組織を立ち上げ、貧困国の子どもや女性たちを支援し始めるに至ったのか。ウートピ読者世代女性への貴重なメッセージも含めて、夏木さんにお話を伺ってきました。

旅行をきっかけに友人中心で始まった

――「One of Love」の活動を始められたきっかけは?

夏木マリさん(以下、夏木):きっかけは2008年、パートナーの斉藤ノヴと一緒に、子どもたちに音楽を届ける旅に出たことです。選んだ国はバングラディシュとエチオピア。特にエチオピアは大好きなバラがたくさん咲いている国で、そこでの人々と触れ合ううちに、私たちは今までにないようなハッピーな気持ちになりました。「これは1回来てサヨナラ、ではいけないね」と二人で話し、帰国後、現地で感じた疑問や問題を周囲にも相談してみました。すると、仲間たちにも同じく「人のために働きたい」という気持ちがあることがわかり、どんどん話が膨らんでいきました。だから本当に“友人中心”で始まったプロジェクトなのです。今もその感覚ですけれどね。

――貧困国の子どもや女性たちを支援しようと思ったのはなぜ?

夏木:私たちくらいの年齢になると、人のために何かしたい、と思うものです。でも人のために、なんて言うと語弊があるかもしれませんね。私たちは、上から目線ではなく、現地の人々と同じ目線で関わりたいといつも思っています。

支援を始めた理由は、シンプルに私たち自身がハッピーになるから。幼くして、学校よりも働くことを選ばざるを得ない環境の子どもたちに出会い、「彼らに未来を贈りたい」と思いました。エチオピアは農業国で、女性の多くはバラ園で働いているのですが、ほとんどが文字も読めず、仕事はすべて「絵」で指示されているような状態。本当に驚きました。

また、そうして働いている間にレイプされ、望まない出産をしている若いシングルマザーたちにもたくさん出会いました。母親と言っても、皆まだ10代の若い女の子ですよ。彼女たちにも、なんでもいいから「人生を頑張っていこう」と思えるようなチャンスを作りたい。そして少しでも雇用環境がよくなるようにと思い、教科書やパソコンを贈ったりしています。最近は離職率が減った、子どもたちも学力テストで優秀な成績を収めた、といった報告も届いていて、本当に嬉しく思っています。

「バラ」と「音楽」という2つの軸

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