離婚率もシングル親率も全国1位、沖縄の結婚と子育てから見えること

ウートピ / 2018年4月7日 20時45分

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離婚率もシングル親率も全国1位、沖縄の結婚と子育てから見えること

14年連続で離婚率が全国1位*、シングル親率全国1位**、それに加えてオメデタ婚率も全国1位***。沖縄がそんな記録を保持していたことを、知らない人は多いだろう。

*出典
**出典
***厚生労働省 平成22年「人口動態統計特殊報告」

私もそのうちの一人だった。先日、「ウートピ」編集長としてAbemaTV『Wの悲喜劇〜日本一過激なオンナのニュース〜』の収録で沖縄を訪れ、スタジオで3人のシングルマザーから話を聞くまで、沖縄が結婚や出産に関してそれほど特別な状況に置かれているとは考えもしなかった。

沖縄の女性は結婚や子育てについて、私たち首都圏で働く女性とは、何か違う価値観を持っているのだろうか? それが知りたくて3人のシングルマザーの取材後、ご自身も非婚シングルマザーとして現在5歳の女の子を育てている「琉球新報」エディター、玉城江梨子(たまき・えりこ)さんに聞いた。

「嫌なら別れる」沖縄のシングルマザー

——沖縄で3人のシングルマザーの方から話を聞いて印象的だったのが、「不安はありませんでしたか?」などいろいろな質問をぶつけても「なんとかなる」という言葉が返ってくる場面がとても多かったことです。

玉城江梨子さん(以下、玉城):そうなんですよね、沖縄ではシングルマザーになっても、なんとかなるんです。それは一番大きいと思います。沖縄の所得水準は全国的にもとても低いので、シングルマザーの場合お金の面だけを考えるととてもやっていけない。でも「目に見えない横のつながり」が支えてくれている面がすごくあるのかな、と。近所に親戚や友達が住んでいるなど、「頼れる人」がそばにいるから離婚してもなんとかなると思えるんです。

——沖縄の言葉でいう「ゆいまーる(助け合い)」ですね。夫と別れても、友達や近所の人、両親が子育てを手伝ってくれる。経済的に苦しいことがあっても、人のつながり、「ゆいまーる」の中にいればなんとかなると考えて、それほど悩まずに「嫌なら別れる」ときっぱり決断するケースが多いようです。

実際、沖縄で新聞記者をしながらシングルマザーとして子育てをするのは、大変ではないですか? 東京で記者をしながらのシングルマザーはかなり過酷な生活になりそうです。

玉城:やっぱりなんとかなっちゃうんですね。「非婚でシングルマザーになる」と決めた時に、「私にできなかったら誰にもできない」と思いました。シングルマザーに不可欠なものは、経済力、つながり、情報(福祉へのアクセス)の3つだと取材を通じて実感していました。生活が大変になっちゃうシングルマザーは、3つのうちのどれかが欠けているんです。でも、記者という職業柄、幸いにも3つとも揃っている。だから非婚シングルでも大丈夫だろうと、決断しました。

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