私は何が好きなのか? もの作りで自分自身のことが見えてくる【小栗左多里×トニー・ラズロ】

ウートピ / 2018年8月6日 21時1分

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もの作りで自分自身のことが見えてくる【小栗左多里×トニー・ラズロ】

累計発行部数400万部を超える人気エッセイマンガ『ダーリンは外国人』シリーズの著者・小栗左多里(おぐり・さおり)さんと夫のトニー・ラズロさんが刃物や和紙、器作りに挑戦した様子を描いた『手に持って、行こう ダーリンの手仕事にっぽん』(ポプラ社)が6月に発売されました。

小栗さんの故郷・岐阜県関市を中心に、小栗さんと“ダーリン”ことトニーさんが日常で使う暮らしの道具を手作りしたエッセイマンガです。

小栗さんとトニーさんに3回にわたってお話を聞きました。

「故郷の手仕事」をテーマにした理由は…

——今回、故郷の手仕事をテーマにした理由を教えてください。

小栗:最初は、私の故郷をテーマに本を作ろうという企画案があったんですけれど、読者のみなさんに興味を持ってもらうように描くというのは難しいなと思ったんです。

でも、自分の故郷のことを思い返してみると、関の刃物や和紙とか、すごく身近で日常生活に必要なものがたくさんある。包丁の出荷額は関市が国内の約半分のシェアを占めている。

そういうものを作っている職人さんたちを尊敬する気持ちもありましたし、一方で作っている方たちがもの作りを続けていくのがなかなか難しいというお話を聞いていたので、自分でももの作りをしながら考えたいと思いました。

——小栗さんとトニーさんが作ったものが並んでいますが、作ってみていかがでしたか?

小栗:すごく難しかったですね。特に包丁はかなり難しかったんですが、数値で言えない、言葉で言えない部分がすごく重要なんだなと思いました。本当に体得ですよね。体で覚えるということがすごく重要なんだろうなと。

私たちの製作期間はすごく短い間だったんですけれど、その言葉にできない部分というのを、やっぱり大事にしないといけないんだろうなと思いましたね。

——マンガを描く作業と通じるものはありますか?

小栗:そうですね。マンガもやっぱり、「いいマンガとは何か?」とか「いい絵とは何か?」というのを言語化したり、数値化したりするのは難しいんですよね。型破りであっても素晴らしい絵やマンガというのもあるし、すごく感覚的なものなので、その辺りは通じるものがあると思います。

——トニーさんはいかがでしたか?

トニー:だいたい私は不器用なんですけど、まあまあできがよかったかな。

小栗:そうね。刃物と陶芸はすごく相性がよかったですよね。紙はまあまあだったかな(笑)。

ものを作ると自分自身のことがわかってくる

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