そろそろ「母親はこうあるべき」って“呪い”をかけ合うの、やめません?【透明なゆりかご】

ウートピ / 2018年9月14日 22時45分

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そろそろ「母親はこうあるべき」って“呪い”をかけ合うの、やめません?【透明なゆりかご】

女優の清原果耶さんが主演するNHKの連続ドラマ『透明なゆりかご』(総合、金曜午後10時ほか)が放送中です。累計発行部数360万部(電子含む)を突破した、沖田×華(おきた・ばっか)さんのマンガが原作で、産婦人科院の見習看護師として働くことになった高校3年生の×華さんから見た、命が生まれるだけではない産婦人科の現場を描いています。

連載開始から4年。ドラマ化でさらに多くの読者を獲得し、反響を呼んでいる同マンガについて沖田さんに話を伺いました。

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「子どもが欲しくない」は変なこと?

——前回のインタビューで「『子どもが欲しくない』というのも私だけだと思ってた」というお話が出ましたが、私も特に子どもに興味がないのですが、そういうことを言うと「産んだら可愛くなるよ」「母性が目覚めるよ」と言われるんですよね。深い意味はないのでしょうが、意思として認められていないんだなあと思います。

沖田:私も昔、考えたことがあったんですけれど、結局、そういう人たちとはわかり合えないから。

私は「なぜ子どもを産むのかな?」と、いまだに子どもを産む人の気持ちが分からないんですよ。どうして産むのかなと。相手は相手で「なぜ産まないのかな?」と思っているんですよね。それは永遠の平行線なので、交わることはないので、こういう生き方もあるんだよっていう程度にしたほうがいいのかなと思いました。

子どもを産まないのだって、病気で産めないかもしれないし、同性の人が好きだから子どもを作らないのかもしれない。

私は弟夫婦に子供が3人いて、たまに遊ぶのですが2時間が限界ですね。どれだけ可愛い身内でも「そろそろ帰りたいな」と思っちゃう。でもそれを言うと「冷たい」と言われるんですよね。蛇を嫌いなのと同じ調子で「子どもが嫌い」と言うと一気に「不思議な人」と思われる。

——女にはあらず、人にはあらずのような扱いをされますよね。沖田さんのマンガを読んでいるとそういう価値観の押し付けがないのに救われます。マンガにも父性が芽生えない人のエピソードがありました。男の人が「そして父になる」のと一緒で、女性も子どもを産んだと同時に母になるのではなくて、だんだんと母になっていく。「母親はこうあるべき」のような完璧な母親像が求められる世の中で救いになるなと。

沖田:ちょっと前まで大学生やってて、急にお母さんになるわけないじゃないですか。だってうちらは人間ですよ。世間が押し付けてくる「母性」って、ある意味絶対的な能力っていうか、神様的なものじゃないですか。そんな神様の力を人間がポンポン使えるわけないから。

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