88歳の兄とSNSで生存確認。世界最高齢プログラマーの気ままな一人暮らし

ウートピ / 2018年9月18日 13時31分

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88歳の兄とSNSで生存確認。世界最高齢プログラマーの一人暮らし

クオリティオブライフを考えた時、「孤独死は怖い」と考える女性は多いようです。しかし、「ひとり暮らし=孤独」と簡単に結論づけられるものでしょうか?

そんな悩める女性たちの背中を押すのは、世界最高齢のプログラマー若宮正子さん。82歳で高齢者向けのアプリを開発して一躍時の人となりました。

このたび『明日のために、心にたくさん木を育てましょう』(ぴあ株式会社)を上梓した若宮さんに話を聞きました。4回目の今回は、「終わりのないひとり暮らしに怯えない思考術」です。

独居老人が寂しいなんてウソ

——『明日のために、心にたくさん木を育てましょう』の中には、「“大蔵大臣兼総理大臣”の独居老人ライフをエンジョイしましょう」という章があります。若宮さんに独居老人のイメージを明るくしてもらい、将来に希望を持てた人も多かったのではないでしょうか。

若宮正子さん(以下、若宮):私は銀行を退職して「さあ、なにからやろう!」と思った矢先に母を介護することになって、母を看取って独居老人になりました。けれど、考えようによっては、一人だからこそ好きなものを買えるし何でも自分で決められるんです。私は用事があれば早起きをするけど、作業がはかどらなければ夜更かしもしますよ。

——誰にも咎められないって気楽でいいかもしれません。

若宮:そうなんです。独居老人ときくと一日中家にこもっている寂しい人のように思われがちですが、私は家にいてもオンラインでメールや、Facebook(フェイスブック)などのSNSでも盛んにやりとりをしているので、寂しい思いなんてしたことがないんです。生存確認をする相手には、インターネット上で88歳になる兄もいますしね。

——お兄さんも88歳でインターネットをされているんですか!?

若宮:兄もまた好奇心の塊のような人なんです。熱中症が心配されるような日でもあちこちに出かけては、そのレポートをフェイスブックにアップしたりして。私は20年も前にメロウ倶楽部というインターネット上の老人会を仲間と一緒に立ち上げたのですが、兄とはその同期。一般教養をはじめ趣味の俳句やコンピューターの使い方までそこで習っていたので、兄とは同じように歩んできた、まさに同志のような存在です。

「リケ老」が未来の老人像を変える

——そもそも若宮さんが、パソコンを購入したのは60歳を過ぎてからですよね。それには何かきっかけがあったんですか?

若宮:60歳で銀行を退職したときにパソコンを衝動買いしました。それからは、とにかく「ネットにつながる」ことだけに一点集中。「ネットにつながれば、母の介護で一歩も外へ出られなくても、世界とつながることができる!」と思ったものですから。

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