花粉症シーズン中のケア 医療機関での治療法を耳鼻咽喉科専門医に聞きました

ウートピ / 2019年3月8日 14時55分

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好評の花粉症ケアシリーズ、「新薬登場で治療しやすくなった! 花粉症のケア最前線」では、花粉症を根治する「舌下免疫療法」について、また、「処方薬と市販薬のちがいは? 耳鼻咽喉科専門医に聞く花粉症ケア」では、市販薬の選び方についてご紹介しました。

引き続き、耳鼻咽喉科専門医でとおやま耳鼻咽喉科(大阪市都島区)の遠山祐司院長に、今回は、花粉のシーズン中の耳鼻咽喉科での治療法について聞いてみました。

ポイントは「症状が現れる前」に治療を開始すること

「処方薬と市販薬のちがいは? 耳鼻咽喉科専門医に聞く花粉症ケア」の記事では、市販薬を選ぶ場合でも、まずは耳鼻咽喉科を受診したうえで、花粉症かどうか、また自分に合う薬を医師に相談することを推奨しました。

では、耳鼻咽喉科を受診した場合、どのように花粉症を治療するのでしょうか。遠山医師は、症状の進行段階ごとに治療法があると説明をします。

「まだ花粉症の検査を受けたことがない人は、はじめに、花粉症や何らかのアレルギーがあるかどうかと、その程度を血液検査で調べます。

このあと説明するように、花粉症の治療は症状が現れる前に薬を飲んで対策をしておくことがポイントになるので、花粉症かもしれないと感じた場合は一日も早く受診してください」

次に、「花粉症だとわかっている場合に、もっとも軽症で症状が現れる期間を短くするには、『初期療法』を行います」と話す遠山医師は、その治療法についてこう説明を続けます。

「毎年の花粉に対する反応を考慮して、先ほど話したように、花粉症の症状が現れる前や、軽度のうちに薬を服用する治療法です。

花粉が飛散し始める約2週間前からアレルギーを抑える抗アレルギー薬を処方します。服用する薬が効くまでの時間や、症状が軽快したかどうかを見ながら、もし薬が合わない、副作用が出るなどすれば、薬を変更する、量を見直すなどして、その患者さんに合う薬を見つけていきます」

花粉が飛ぶ真っ最中は「導入療法」を行う

では、花粉シーズン真っ最中に初めて花粉症だとわかった場合や、思いのほか症状が強いなどで駆け込む人の場合は、どういった治療になるのでしょうか。

『導入療法』と呼ぶ、花粉が飛散している時期や、花粉症の症状が強くなってから開始する治療を行います。抗アレルギー薬や、さらにアレルギー症状が強い場合には、体内での炎症や体の免疫力を抑える働きを持つ経口ステロイド薬という内服薬を1週間ほど服用する、点鼻薬も併用するなどの方法です。

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