女性がなりやすいのは「切れ痔」 痔の種類と症状を専門女医に聞きました【前編】

ウートピ / 2019年4月11日 21時45分

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もしや痔かも!?  おしりが痛みだしたものの、男性がなるものだと思い込んでいたこともあり、焦るわ、恥ずかしいわ、どうすればいいかわからないわ、と困ったことはありませんか。

大腸肛門病専門医で指導医でもある、大阪肛門科診療所(大阪市中央区)の佐々木みのり副院長によると、「痔を抱えている女性はとても多く、当院には高校生も通院されています。痔の種類や原因、女性が痔を発症しやすい事情やタイミングを理解してそうならないようにセルフケアをしましょう」とのことです。

今回は前編として、痔の種類と症状についてご紹介しましょう。

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肛門の内側と外側で区別するいぼ痔

はじめに、「痔は、肛門に負担のかかるような排便習慣、生活習慣の結果できてしまった良性の病気です。代表的な種類としていぼ痔、切れ痔、痔ろうの3つがあります」と言う佐々木医師はまず、それぞれについて次のように説明をします。

いぼ痔(痔核・じかく)
肛門の周囲には、便やガスが漏れないように肛門を閉じるクッションの役割をする部分があります。そこに大きな負担がかかり、うっ血して腫れ、過剰に大きくなってしまったものがいぼ痔です。分かりやすく言うと、肛門の静脈の一部がふくらんでできた、こぶのようなものです。

肛門と直腸の接合部には、歯状線(しじょうせん)と呼ばれるギザギザの組織があります。それよりも内側にできたいぼ痔を「内痔核」、外側にできたいぼ痔を「外痔核」と呼びます。

ともに、原因は、便秘、トイレで座っている時間が長い、排便時のいきみ、座りっぱなし、立ちっぱなしなど長時間の同じ姿勢、妊娠や出産などです。

内痔核は痛みを感じることはほとんどありませんが、肛門から脱出したときには鈍痛があったり、飛び出してくる感覚、異物感があったりします。排便時に出血することもあり、ときには便器が真っ赤になるほどの多量の出血で驚くこともあるでしょう。

デスクワーカーはおしりに「血まめ」ができやすい

外痔核は「血栓(けっせん)性外痔核」とも呼び、肛門の外側にできた「血栓(血まめ)」のことを言います。治療をしなくても2週間~1カ月ほどで自然に消えてなくなるため、厳密には「いぼ痔」とは分けて考えることがあります。

この場合、ある日突然におしりが腫れて痛い、触れると痛むといった表面的な痛みを覚えますが、不思議なことに排便時には痛みがあまりありません。出血もほとんどないでしょう。冷え、便秘、下痢、飲酒、座りすぎ、立ちっぱなし、寒暖差が激しい季節の変わり目など、肛門に一時的に、急激な負担がかかった場合に生じます。

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