リュックは私に向いていない? 肩、胸、腰が痛い原因と選び方【鍼灸師が教える】

ウートピ / 2019年5月20日 21時45分

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ビジネスリュックやタウンリュックが大流行中です。しかし、街でさっそうと背負い歩く人を目にするとらくそうに見えますが、「実際に使ってみると肩や胸が痛くなる」という声もよく耳にします。

鍼灸師で太子橋鍼灸整骨院(大阪府守口市)の丸尾啓輔院長に尋ねると、「肩まわりや胸の筋肉の力が弱いといつもと違う部位に負荷がかかって姿勢が悪くなるでしょう。すると背負い方でかばおうとして、さらに首や肩への負担が大きくなります」ということです。

そこで、リュックで苦しくならない持ち方や選び方など、対策法を教えてもらいました。

筋肉の状態、背負い方、種類を見直す

ビジネスリュックを買って、ノートパソコンや水、折りたたみ傘、筆記具、財布、スマホ、化粧品、雑貨などを入れています。いつも持ち歩いているショルダーバッグの中身と同じですが、リュックで持つほうがなぜか、胸痛や肩こりを感じます。

これについて丸尾さんは、「リュックを持って胸が苦しい場合は、背中の負荷に対して胸の筋肉が弱く、猫背になって肩と胸により負担がかかるからです」と話し、原因と対策について次のように説明をします。

(1)肩、首、胸、腰の筋肉が弱い
ショルダーバッグよりリュックのほうが、体の左右のバランスをとりながら歩くのにはよいと考えられます。ただ、背中に荷物が乗るわけですから、その分の荷重が背面にかかるため、直立しようとして肩、首、胸、腰に力が入ります。ショルダーバッグを持つときとは違う筋肉を使うわけです。

また、多くの人はたいてい、肩や胸、腰の左右の筋力やコリ方が違うはずです。差があるところに、リュックで左右に均等な力がかかると、弱い方をかばおうとして左右の差が激しくなって疲れることもあります。

ショルダーよりリュックの方が苦しいと感じた場合は、いつもは使っていない部位の筋肉に負荷がかかっていること、また筋力が弱いことを意識して、ストレッチや筋トレを行いましょう。

(2)リュックの下端が骨盤より下にある
肩ひもを長くして、リュックの位置を骨盤より下にする背負い方をよく見かけます。おもにタウン用の肩ひもが細いタイプで、おしゃれな持ち方としている女性に多いようです。この場合、重心が下がるので肩が下に引っ張られます。すると、無意識のうちにバランスをとろうとして腰から前のめりになり、猫背になって頭、首、肩が前に出ます。

肩ひもを調節し、リュックの下端が骨盤より上に位置するように持ちましょう。

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