「男って」「女って」は信用ならない…【ジェーン・スー×能町みね子】

ウートピ / 2019年5月30日 21時1分

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ジェーン・スーさんの対談集『私がオバさんになったよ』と、能町みね子さんが自身の5歳当時を描いた私小説『私以外みんな不潔』(共に幻冬舎)の刊行を記念したトークイベントが4月、「代官山 蔦屋書店」(東京都渋谷区)で開催されました。

『私がオバさんになったよ』の最終章に登場したのが、能町さん。同書は、ジェーンさんが過去に対談したことがあって「もういちど話したかった」という人との対談をまとめた一冊ですが、能町さんとは初対談で、「人生は有限。会いたい人には会ったほうがいい」というジェーンさんの思いが結実した対談だったといいます。

その“延長戦”として実現したのが、このたびのトークイベント。「大勢が苦手」という2人の友達付き合いについて、パートナーとの生活について、男女差別についてなど、トークの内容を3回にわたってお届けします。

【前回は…】BBQもホムパも異業種交流会も…距離の詰め方って難しい

“主夫”のパートナーとの同居生活

ジェーン・スーさん(以下、ジェーン):その後どうですか? 生活のほうは。

能町みね子さん(以下、能町):順調で、何も起こってないんです。私が働き、相手(ライターのサムソン高橋さん)が家事をする。洗濯、炊事、掃除の99%を向こうがやる。たまに申し訳なくなるけど、向こうはそれでいいと言うから、「いいのかな?」と思いながらもう1年になる。

ジェーン:向こうが卑屈になったりしません?

能町:それがないんです。私も男の人に対して、「働いて女よりも稼ぎたい」とか「女にデカい顔されたくない」と思ってるに違いないという偏見があったんです。でも、向こうがゲイだという理由も多少はあるかもしれないけど、彼にはそれがまったくないんですよ。むしろ、なるべく働きたくないという考え。

ジェーン:私たちが望む人物像ですよね。

能町:そうなんです。私は「働かなくていいよ」と思っているんですけど、向こうは一応パートもしているんですよ。パートとライターをしていて、今はほぼパートがメイン。

ジェーン:パートしているとしていないとでは、大違いだと思います。私のパートナーは今は外で働いてなくて、家事を全部やってもらっているんです。給与を発生させてはいるんですけど、やっぱり彼から「外で働いて稼ぎたい」という思いは少し感じますね。

最初はたぶん「ラッキー!」「得意なことだけやればいいぞ」と感じていたと思うんです。でも、今は家族以外の人から求められるということを必要としてるんだろうなと思います。それも、友達とかではなく、契約を交わして、仕事という形で頼りにされることを。そういうプレッシャーを苦手とする人が主夫に向いてると思ったけど、ゼロじゃダメなんだなと思うようになりました。

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