たまには損得で動いてみたら? 世の中にあふれる「正しさ」が息苦しい貴女へ

ウートピ / 2019年6月12日 21時1分

——「正しいか、正しくないか」じゃないんですね。

荒川:もちろん「正しいか、正しくないか」というものを全否定はしません。そして、他人を損させることで自分だけ得しようというのも違いますよ。そういう誰かの損の上に成り立つものは得とは言えないですから。

でも、だからといって、正しいかどうかの理屈基準だけでは人は行動しないし、できないんです。「正しい、正しくない」で言うんだったら、例えば、自分がまさに高熱を発して病院に行く途中なのに高齢者に席を譲らないことは正しくないってことになりませんか?

人間の行動を決めているのは、感情であって、好き嫌いの感情が行動を左右している。善し悪しの問題ではなく事実として。

第1回目で話した自己肯定感なんて、まさに理屈じゃありません。でも脳はそうできてるし、ホルモンはそういうふうに分泌されるし。頭で考え過ぎてる人は「私はコミュ力がないから、人見知りだからダメなのよ」って言うけれど、「それ、誰が決めたの?」って話でしかないわけですね。納得するための後付けの理屈でしかない。

——じゃあ、まずごちゃごちゃ言ってないで自撮りでも何でもやってみなよっていうことですね。脳が勝手にバグってくれるから。

荒川:そうですね。とにかく都合よく理屈づけしてるってことに気付いたほうがいいですよ。自分のやらないこととか、できないことをすべて理論武装をしてますよね。「面倒くさいからやらない」のではなく「やりたくないから面倒くさいと理屈づけ」するんです。

——確かに、私も嫌いな人がなぜ嫌いかについてはずっとしゃべれます。それと一緒ですよね。

荒川:嫌いな人のことをなぜ延々としゃべれるかっていうと、嫌いだってことを正当化して自分を安心させたいからですよ。でもいいんですよ。嫌いだったら嫌いで「嫌いなんだな、以上!」で終わらせちゃって。

※第4回は6月19日(水)公開です。

(聞き手:ウートピ編集部:堀池沙知子、撮影:宇高尚弘)

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