実は冷え対策がポイント…梅雨の「湿邪」の不調ケアを専門医が教える【第2回】

ウートピ / 2019年7月4日 21時45分

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前回の記事、「梅雨どきのめまいや頭痛、胃重は「湿邪」…『気象病』との違いを専門医に聞く【第1回】」で、漢方専門医・臨床内科専門医・消化器内視鏡専門医の吉田裕彦医師に、「梅雨のころの頭痛、めまい、耳ツーン、胃重感、むくみといった不調を東洋医学では『湿邪(しつじゃ)』」ということ、原因は体のあちこちに水分が溜まること、またその特徴は、気温が高くて暑く感じても実は体は冷えていること」だと教えてもらいました。

ひき続き吉田医師に、今回は、自分で湿邪を緩和する方法について詳しく尋ねました。

<第1回のポイント>
□「湿邪」は体に水分が溜まって不調をまねく
□「湿邪」の不調を具体的にチェック
□「湿邪」と「気象病」の相違点は

ウリ類、豆類、海藻類、香辛料を食べる

湿邪では体が冷えているということでしたが、つらい「湿邪」を乗り切るためのセルフケア法として吉田医師はまず、食事についてこうアドバイスをします。

「体に水分が過剰になってめぐりが悪化すると、とくに消化が悪いものを食べたり、食べすぎ飲みすぎたりをしているわけではないのに、胃腸がダメージを受けやすくて、胃が重くておなかを下す、また食欲が落ちることがあります。

そこで、水分のめぐりをよくする食材を食べましょう。旬の素材を選べばいいのですが、東洋医学ではとくに、ウリ類のゴーヤ・キュウリ・スイカ、豆類の黒豆・ハトムギ、海藻類のノリ・ワカメ・コンブなどが水分代謝を促すとされます。

また、梅雨から夏に好まれる香辛料の、ショウガ・ネギ・ ニンニク・ニラ・ミョウガ・ミント・大葉などを適量とると、消化機能を高めて体温のアップにつながるでしょう」

食欲が落ちると水分をとりたくなるのですが、湿邪の場合は体に水分が溜まるということで、水やお茶を多めに飲むのはよくないのでしょうか。

「いえ、そうではありません。水分補給については勘違いをしがちなのですが、水分過多だからと飲む量を極端に減らすと、余計に水のめぐりが停滞します。大量に飲むのは控えつつも、体内で循環を促すためには、白湯や水を適宜飲んで、排出することが重要です。1日に1リットルを目安に飲みましょう」と吉田医師。

夏用足首ウォーマーや半身浴で下半身を温める

また、梅雨には薄着になって、寝るときも足を放り出すことが多いのですが、湿邪による体の冷えを指摘する吉田医師は、こう注意を促します。

「真夏と違って、梅雨は深夜や早朝は思いのほか気温が下がります。薄着だと、就寝中に無意識に体が冷えやすく、すると水分がさらに停滞します。

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