「楽にハッピーに生きるにはどうしたらいいのかな」 難病を抱える30歳女性ベストセラー作家の“幸福論”

ウートピ / 2014年9月4日 18時0分

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難病30歳女性ベストセラー作家“幸福論”

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支援があるから、やりたいことを無理だと思わずにやってみようと思える

――今は結婚や恋愛よりも大事なことがあるということですが、難病を抱えていることは、そうした生き方に少なからず影響しているのでしょうか。

大野:難病は非常に重大なことなのですが、その人の一部分でしかなくて、やっぱりライフスタイル観や人生観って病気によって根本的に変わるものではないんだな、というのがいまの正直な気持ちです。

ここ数年、ほとんど実家に帰っていなくて。親不孝者なんですけど、向こうも原発震災や仕事やらで必死で、忙しいですから。この前、私が患者さんの調査で仙台に行ったのですが、ちょうど両親が末期がんで闘病している仙台の叔父の見舞いに来ていて、新幹線に乗る15分前に仙台駅のスタバで1年半ぶりくらいに両親の顔を見たんですけど……特別な感想とか感慨は、ほとんどなかったです(笑)。お互い、元気そうだということがわかるからだと思います。

「元気?」「元気元気」「じゃあね!」みたいな。母親にポロッと「あまり変わってないね~」と言われて。放任主義なのかもしれませんが、冷たいとか感じたこともないですね。両親が自分を信頼してくれていることを、こちらも信用しているという関係でしょうか。

でもそれって結構「普通」だと思うんです。世間でイメージされている「よき家族像」って実際に存在しているかどうかは甚だ疑わしくて、問題のない家族や、おかしくない家族ってほとんどないと思う。だから私の家族との関係って「普通」なんだなと思うのみなんです。

――抱えている問題があっても自分のライフスタイルは変わらないということでしょうか。

大野:病気になって変わったことは、生活の中に「支援」があるということです。毎朝1~2時間、大学院に行く前にヘルパーさんが来ます。区の職員さんたちともわりと密接にやりとりしていますし、支援があるから、やりたいことを無理だと思わずに、なんとか工夫してやってみようと思える。もし支援がなかったら、こういうふうに家を出て自由に行動することすらできない。ベッドの上で寝ているだけになっちゃって、大学院なんて行けない。それは私なりのライフスタイルを貫くのにすごく大きなことだと思います。

いまは自分自身も、自分のまわりの人も研究対象

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