自作弁当でまさかの食中毒…予防のための10のコツ【臨床内科専門医が教える】

ウートピ / 2019年7月28日 15時1分

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自作のお弁当を職場に持参する人は多いと思いますが、夏は食中毒が気になるところです。

「弁当で食中毒を起こした場合は、発生源がご自身や家族にあるためにあまり報道されませんが、医療の現場では日常的に発生しています。自分で作っているだけに、まさか細菌やウイルスが混じっているとは想像もしなかった、という患者さんがとても多いのです」と話すのは、臨床内科専門医で正木クリニック(大阪市生野区)の正木初美院長。

第1回の「梅雨から夏は食中毒に注意! 自炊で用心のポイントを臨床内科専門医が教える」に続き、今回は弁当を自作する際の注意点について、正木医師に詳しく聞いてみました。

<第1回のポイント>
・食中毒菌は、湿度や温度が高いと急増する
・食中毒予防の三原則「菌をつけない・増やさない・やっつける」

自作弁当はチェックが甘くなる

周囲の人に聞くと、自作の弁当を食べて、午後や夜におなかが痛くなった、吐いた、病院に行ったと言う人は案外多くいます。正木医師はまず、こう注意を呼びかけます。

「自分で食べるものだからと手を抜きがちでチェックが甘くなることがあるようです。古い食材を使ったり、前日の残り物を詰めたり、また、弁当箱の殺菌を忘れるといったことはありませんか。それに、前の夜や早朝に作って、暑い日に昼までバッグの中に入れっぱなしだったということはないでしょうか。いずれも、食中毒の原因となる細菌やウイルスをまねく行為です

お弁当は作ってから食べるまでに数時間を要するので、その間に菌が増殖する可能性があることを念頭に置きましょう」

どきっ、はい、どれも思いあたります。続いて正木医師に、弁当を作るときに「してはいけないこと」や「食中毒撃退策」を挙げてもらいましょう。

不潔、水分、素手、残り物、混ぜ詰め、ムラ焼け、常温保存はNG

第1回の記事で、菌を『つけない・増やさない・やっつける』という食中毒予防の三原則を教えてもらいました。正木医師は、「その対策法を基本として、弁当を作るときに具体的に応用し、次のように実践してください」と話します。

(1)指輪を外して石けんで手をよく洗う

調理前後、調理中に肉や魚、卵など生鮮食品を触ったとき、お弁当に詰める前後は、指輪を外してから石けんを使って、流水で手をよくもみ洗いします。食中毒をはじめ、細菌やウイルスを寄せ付けないための基本の行動です。指輪のすき間や長いツメの先には、細菌が付着していると考えてください。清潔なタオルや使い捨てのペーパータオルで手を拭いた後に、手指用のアルコールスプレーを使うとよりよいでしょう。

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