「悪玉コレステロール値が高い」と言われた! 改善する食事法を糖尿病専門医に聞きました

ウートピ / 2019年8月5日 21時45分

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健康診断などで、コレステロール値が基準オーバーだと告げられた場合の対処について、4回シリーズでご紹介しています。この第3回は、自分でできるケアのうち、もっとも重要と言える食事をどうすればいいのかについて、ひき続き、糖尿病専門医・臨床内科専門医でふくだ内科クリニック(大阪市淀川区)の福田正博院長に教えてもらいましょう。

なお、これまでの内容については次の記事を参考にしてください。

【第1回】「コレステロール値が高い」と言われたけど…検査結果の見方は?
【第2回】コレステロールと中性脂肪の違いは? セルフチェックする方法

女性ホルモンが減少すると悪玉コレステロールが増える

Q11:どうして悪玉のLDLコレステロールが多くなるのでしょうか。

福田医師:健康なときの血液中のコレステロールの濃度は、女性ホルモンや甲状腺ホルモンの働きで一定の範囲に保たれています。また、肝臓でつくられる量、小腸から吸収される量、体内で利用される量、体外に排泄される量のバランスが適切に保たれています。

しかし、食事で脂質をたくさんとることが続く、それに睡眠や運動不足、ストレスの蓄積、女性は更年期で女性ホルモンが減少するなどでホルモン分泌のバランスが乱れると、これらの調節機能がうまく働かなくなります。すると肝臓でつくられる量や細胞の働きによってLDLコレステロールが増えて血液中で過剰になります。女性は更年期以降は悪玉のLDLコレステロール値が上昇することがわかっています。

Q12:では、善玉のHDLコレステロール値が低くなる原因は何ですか。

福田医師:無理なダイエットなどによる栄養不足、運動不足、ストレス、それに喫煙などによります。メタボや肥満、糖尿病、糖尿病予備群の場合は、中性脂肪(第2回 Q9 参照)値が高いほど、HDLコレステロール値が低下します。

若い世代にコレステロール値の基準値オーバーは増えている

Q13:「脂質異常症」と聞くと、中高年の病気と言うイメージがありますが、20~30代ではどうなのでしょうか。

福田医師:若い人にもコレステロールの基準値オーバーや脂質異常症は増えています。また、第2回で「血液検査での数値がギリギリセーフだったらどう考えればいいか」(Q7)というお話しをしましたが、なんとか基準値以内だったからといって、脂っこいものやスイーツばかりを食べていて次の検査では基準値を超えたという患者さんの例は、若い人に多いのです。

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