まずは自己肯定感を上げてみよう! 「○○すれば幸せになれる」のウソ【荒川和久×中野信子】

ウートピ / 2019年9月6日 21時1分

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「精神的に自立した価値観を持つ人=ソロ」と定義し、ソロで生きることに対して前向きな意見を発信し続けている独身研究家の荒川和久さん。最新刊『ソロエコノミーの襲来』(ワニブックス)では、独身者を中心とした経済社会(ソロエコノミー)について、徹底分析しています。

同書の刊行を記念して、6月に東京都内で、脳科学者・中野信子さんをゲストに迎えたトークイベントが開催されました。「ソロの生き方」をテーマに、孤独との向き合い方や本当の自分について、熱く語り合ったイベントの模様を3回にわたってお届けします。

【第1回】「女は数学が苦手」のウソ “ステレオタイプ脅威”に惑わされないで

ソロが陥りがちな“条件付きの愛”とは?

荒川和久さん(以下、荒川):自己肯定感と自己有能感の調査データを見ると、既婚の男女は自己有能感がマイナスなんです。逆に、独身の男女は、自己有能感はそこそこあるのですが、自己肯定感はあまりありません。ソロの人は有能である自分しか肯定できないんです。だから結局、一流大学を出て、一流企業に入社して、年収何千万を稼がなければ、自己肯定できないというロジックになっちゃうわけです。

中野信子さん(以下、中野):これはとても面白いですね。“条件付きの愛”って、愛情だけれども、人間にとって最も毒になるものですから。要するに、条件が消えてしまうと同時に、はかなく消え去る砂の城の上に愛情を築かなければならないっていう……。

荒川:「~すれば幸せになれるはず」というのを、フォーカシング・イリュージョンと呼びますが、「結婚すれば幸せになれるはず」というのも同じですよね。

中野:ごく個人的な感想なのですが、「婚活市場」に行く人は、「この人と結婚すれば一発逆転が狙える」と思って婚活している人が多いような印象を受けます。でも、誰と結婚しようが自分は自分だと思える人のほうが、実際には結婚されているような……。元々、自己肯定感が高い人のほうが結婚に向いているんじゃないかなと思います。

恋愛軸のソロ男と仕事軸のソロ女

荒川:自己肯定感は幸福度とほとんど等しいと言えるので、自己肯定感を上げていかないと、いつまでたっても幸福度は変わりません。自己肯定感が高くて、幸福度が高い女性のインスタは、後ろ姿だろうが、影だろうが、手だろうが、どこかに必ず自分を写してます。「いいね!」を押してもらいたいのは、自分なんですよ。話題のアイスとかは道具であって、これを選んだ私を「いいね!」してもらうことを求めている。

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