「それって、こういうことだよね」と言えちゃう人はモテる【荒川和久×中野信子】

ウートピ / 2019年9月9日 20時55分

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「精神的に自立した価値観を持つ人=ソロ」と定義し、ソロで生きることに対して前向きな意見を発信し続けている独身研究家の荒川和久さん。最新刊『ソロエコノミーの襲来』(ワニブックス)では、独身者を中心とした経済社会(ソロエコノミー)について、徹底分析しています。

同書の刊行を記念して、6月に東京都内で、脳科学者・中野信子さんをゲストに迎えたトークイベントが開催されました。「ソロの生き方」をテーマに、孤独との向き合い方や本当の自分について、熱く語り合ったイベントの模様を3回にわたってお届けします。

一人の人間の中に「たくさんの自分」がいる

荒川和久さん(以下、荒川):第1回で、性差よりも個体差のほうが大きいというお話がありましたが、一人の人間の中にもいろいろな面がありますよね。自分の中に男性性も女性性もあるし、父性も母性もあるし、それらはライフステージでも変わっていく。あと、上司と相対するときの自分と、部下と相対するときの自分、好きな人と相対するときの自分も全然違うじゃないですか。

中野信子さん(以下、中野):そうですね。使う言語によって、ペルソナ(表面的な人格)が変わることがあるという報告もあります。日本語で話しているときは、謙虚で腰が低いのに、英語で話しているときは、タフネゴシエーターになっちゃうとか。

荒川:ありますね。同じ人間なのに多面的な部分が出てくる。そもそも「確固たる唯一無二のアイデンティティ」みたいな話は、西洋の考え方ですよね。そこの部分が結構違うなと思っています。子供の頃に、授業で、「人は中心にコアとなる本当の自分がある」なんてことを言われましたけど、「そんなのないよな」ってすごく思ったんですよ。

中野:面白いですね。哲学の話になりますが、脳科学や認知科学でも、「自分とは何か?」という疑問が長らくあるわけです。突き詰めていくと、「前頭前野にあるのでは?」というところまでいきましたが、それじゃあ前頭前野のどこなの? というと、どこにもない。そうすると、「『自分』という感覚は一体何なんだ? オプションにすぎないのではないか? いろいろな機能を統合するために、『自分』という仮の機能を作っているだけなのではないか?」という考え方が生まれました。

荒川:前回の自己肯定感の話じゃないですけど、自分の中に自分がたくさんいると考えられる人のほうが豊かな気がしますね。

「こういうことだよね?」と言えちゃう人はモテる

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