“わがまま”を言う練習をしよう。「幸せな結婚」のために必要なこと【川崎貴子×青野慶久】

ウートピ / 2019年9月27日 14時0分

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婚活サイト「キャリ婚」を主宰する川崎貴子さんが「令和の共働き婚」をテーマにそれぞれの分野で活躍するプロと対談する連載。第1回目のゲストは、夫婦別姓訴訟でも注目された「サイボウズ」社長の青野慶久(あおの・よしひさ)さん(48)です。全3回。

これからは“わがまま”を言うトレーニングを

川崎貴子さん(以下、川崎):リクナビNEXTという媒体で「働く女性相談室」というお悩み相談をしているのですが、先日「結婚間近の彼の転勤についていくか悩んでいる」という女性のお悩み相談に答えました。そこでも書いたのですが、共働きがスタンダードになっている今、労働者やその家族の生活に負担がかかりすぎる「強制転勤」は本当に必要なのか見直す時期にきていると思います。

青野慶久さん(以下、青野):「強制転勤」は僕が今年、取り組みたいテーマの一つでもあります。「来月からあそこに転勤してください」と言われたときに、共働きの夫婦であれば「え? 私はどうするの?」とパートナーは思いますよね。転勤したい人はいいですが、家庭の事情で転勤したくない人もいる。それぞれの家庭にいろいろな事情があるのに、断れないのはあまりにも人権を軽んじていると思います。

川崎:相手の転勤について行くとなったら、自分がこれまで築いてきたキャリアも一旦そこで中断されますからね。

青野:僕は松下電工(現・パナソニック)の出身なのですが、転勤は当たり前でしたね。「来月から、お前は上海だ」と突然辞令が下りる。「俺、来月から上海なんだよ。期待されちゃって困るよ」と喜んでいる同期もいましたが……。

川崎:家族の立場からしたら、やっとの思いで保育園に入れたと思ったら、急に転勤なんてあり得ないですよね。単身赴任をするにしても、育児はワンオペになってしまうわけだから……。

青野:経営者の立場で言えば、本当に嫌なら「嫌」と言ってほしいと思うし、わがままでもなんでもない。むしろこれからの社会は“わがまま”を言うトレーニングをしないといけないと思います。

川崎:わがまま、ですか?

青野:わがままって、本人のこだわりの部分で、尖ったところでもあるので、ある意味、イノベーションの源泉なんです。スティーブ・ジョブズがどれだけわがままだったか……。人間性に問題があるくらい“わがままな人”が、世界のトップ企業をつくったわけだから、一人一人のわがままをもっと引き出して、生かすようにしないとダメだと思います。

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