「死ぬんじゃねーぞ!」の続編を書くなら…。中川翔子のこれから

ウートピ / 2019年9月25日 14時45分

「おはよう」と声をかけるだけでもいい。些細なきっかけで、強くなれることもあるし、救われることもあります。その勇気があれば、世界はもっと柔らかくなるはずです。

——いじめをする人は絶対に許してはいけないけれど、傍観者になってしまって苦い思いをするなら勇気を出してほしいですね。

中川:揉めごとを起こしたくないから「なかったこと」にしてしまう人もいますよね。でも、それがとどめの一撃になりかねない。消えたい衝動に対して、ムシや無関心は逆効果です。いじめる人と直接戦わなくても、いじめられている人に関心を持ってあげることはできると思います。

『デイジー・ラック』の共演者とのカンケイ

——たしかに。大人になった中川さんの今はどうですか?

中川:生きていてよかったと思っています。いじめられていた頃は否定されていたことが、今、仕事や生活にいきていて、好きなことを続ける自分を肯定できました。蓄積された知識は一生物なんだなと改めて感じています。

それから、好きなことや趣味がさらに増えて、好きの幅がめちゃくちゃ増えました。今年は(普通自動車)運転免許も取りましたし。

——運転免許、いいですね。何がきっかけだったんですか?

中川:昨年放送されたドラマ『デイジー・ラック』(NHK)の共演者と車の話をしたことですね。みんな楽しそうだなと思っていたら「免許取ればいいじゃん!」って。以前の私だったら、興味のないことには手を出そうともしなかったんですけど、そのときは「取ればいいのか!」と思って。

今は車を運転するのがすごく楽しいです。先日の休みも、アラームをかけずに寝て、お昼ぐらいまでゴロゴロして、夕方から運転してお出かけして、バーベキューに行きました。

続編を書くなら…

——なんていい休日……。お仕事の面では今後、何か展望はありますか?

中川:そうですね……。最近、夢への目線が変わりました。これまでは、自分がアニメの主題歌を歌いたいというのが目標だったのですが、今は子どもたちに夢や思い出を歌で届けられたら最高に幸せだなって。

——どんな歌や思いを届けたいと思いますか?

中川:やっぱり『死ぬんじゃねーぞ!』的なことですかね……。でも言葉には力があるから……。

——ポジティブな発信を大切にされていますよね。ブログも「明るい遺書」のつもりで書いたと。

中川:そうなんです。自分が生きた証を残せる場所がほしかったので。ブログを開設した当時は、「こんなにひどいことがあった」とか、「こんなことを言われた」って呪いを書こうとしていました。でも、「いや、どうせ死ぬんだし、これが好きだったっていうことを書き残しておこう」と。

これが好き、これが楽しい、こうなりたいってつづっていたら「生きているうちにやらなきゃ!」「ムダな時間を過ごすのはもったいない!」って、現実の行動も加速していきました。もし最初に闇ブログとか、呪いの言葉をたくさん書いていたらと思うと恐ろしいですね。

——そうですね。

中川:大人に向けてのライブでは「死ぬんじゃねーぞ!」と言っているんですけど……。そうだ。最近、子どもたちに「長生きしようねー」って言葉が自然と出てきたんです。だから、続編を書いたり作品を作ったりするなら「長生きしようぜ!」ですね。

(ヘアメイク:灯(ROOSTER)、スタイリスト:尾村綾(likkle more)、取材・文:安次富陽子、撮影:面川雄大)

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