<コラム>BoA取締役の収入計算と「東方神起」の未来

Wow!Korea / 2014年3月22日 21時39分

歌手BoA

先日、歌手BoAとKANGTAが韓国の大手エンタメ企業「SMエンタテインメント」の取締役に選任されたと報じられた。

SM社は、「東方神起」、「少女時代」、「SUPER JUNIOR」、「SHINee」、「f(x)」、「EXO」などのトップアイドルグループの所属事務所として有名な上場企業。アーティストだけではない。系列会社の「SM C&C」には、ドラマ「イヴのすべて」と映画「ブラザーフッド」のチャン・ドンゴン、ドラマ「紳士の品格」と映画「7級公務員」のキム・ハヌル、ドラマ「ラブレイン」と現在開催中の「2014新大久保ドラマ&映画祭」広報大使のキム・シフなどが所属している。

BoAとKANGTAは、役員報酬以外に、それぞれ8000株分のストック・オプションも与えられた。BoAはJ-POP市場でも「アルバム5作連続オリコン1位(ウイークリー)」などの輝かしい実績で日本でもおなじみの歌姫。そして、KANGTAは1996年にデビューし、当時韓国では国民的アイドルとして一世を風靡した男性5人組グループ「H.O.T」出身のシンガーソングライターであり、プロデューサーだ。

今回の選任で二人は「クリエイティブ・ディレクター」として、新規事業や企画・プロジェクトなどにも積極的に参加していくこととなる。これまでのグローバルな芸能活動で培ってきたノウハウとアーティストならではの見地を活かして「SMエンタテインメント」の経営に間接的に関わっていくものとみられている。

ただ、「非登記」であるため、韓国の商法上、取締役会には出席できないという制限付き。議決権を持たない分、経営上の法的責任も問われないポジションだ。

なお、BoAに与えられた8000株のストック・オプションだが、行使できる期間が3年後の2017年3月21日から2018年3月20日までだ。同社の現在の株価を基準に換算すれは約4000万円程度。3年後の株価が3倍に上昇した場合、BoAはストック・オプション行使し、8000万円の利益が得られる。実際、過去3年間、SM社の株価は3倍ほど上昇してきた。もちろん、3年後のSM社の株価が今より下落するならば、ストック・オプションをあきらめ、役員報酬だけになる。

この「ストック・オプション」効果もあり、SM社と2人とのパートナーシップはますます深まっていきそうだ。従来は、芸能プロダクション(芸能事務所)と言えば、零細企業のイメージが強く、人気芸能人1人や2人に依存してしまう不安定な会社が多かった。

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