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<コラム>「JYJ」ユチョン主演ドラマ「スリーデイズ」とオバマ大統領SP

Wow!Korea / 2014年3月28日 20時59分

「JYJ」ユチョン

大統領の警護員(SP、セキュリティー・ポリス)を演じる「JYJ」ユチョン。彼の主演ドラマ「スリーデイズ」(3days)の話だ。韓国では水曜と木曜日の夜、地上波のSBSにて放送されているが、日本でもリアルタイムで話題になっている。日韓K-POP界のトップアイドル「JYJ」ユチョンのブランドパワーと、役柄として格好よいエリート警護員を演じていることが相乗効果になり、日本のファンからも高い関心が寄せられているからだ。

先日、オランダのアムステルダムで開催の「核安全保障サミット」に出席したアメリカのオバマ米大統領。その護衛のため現地に先乗りしていたシークレット警護職員3人が、「勤務怠慢」の理由で大統領到着の前日にアメリカに送り返されていたことがあった。警護員3人は、「勤務開始まで10時間以内の飲酒を禁止する」という規定に違反していたしかも、うち1人は宿泊していたホテルの部屋の前で酔いつぶれていたという。

国のリーダーをテロリストたちの攻撃など様々は脅威から守る精鋭チーム「大統領警護室」の要員たち。トップシークレットな国家業務を遂行する「公務員」の素行とは思えない出来事だ。

一方、同じ時間、韓国では「大統領警護員」をモチーフにしたテレビドラマ「スリーデイズ」が放送されており、視聴率1位を争うほどの話題ぶりをみせている。

休暇を楽しむために別荘にいる大統領。最先端の武器による停電の間、警護員数名が射殺され、大統領は突然行方不明になる。大統領を捜しながら、過去のスキャンダルを暴こうとする勢力に気づくユチョン(JYJ)。事件を追跡する警護員の緊迫したストーリーが展開されるミステリードラマだ。アメリカのドラマ「24 -TWENTY FOUR」の影響も大きいと思われる構成だ。

韓国と言えば、大統領とその最側近の警護員4人が一度射殺されるという世界でも稀な事件を経験している国である。

何を隠そう、現大統領の朴槿恵(パク・クネ)氏の父親である朴正煕(パク・チョンヒ)元大統領が、当時の韓国最高の情報機関「中央情報部」部長によって暗殺された事件の話だ。パク元大統領が自らつくりあげた組織によって暗殺された皮肉な歴史。なお、この「中央情報部」はその後「国家安全企画部」を経て、現在は「国家情報院」に改名されている。

「中央情報部」は「大統領警護処」(大統領府「青瓦台」警護室)とともに、1960年代から1980年代まで続いた韓国の軍事政権を支える国家機密機関として活躍すると同時に、多くの国民からは常に半信半疑の目で見られてきた。1979年に起きたあのパク元大統領の暗殺事件で、ベールに包まれていた彼らの夜の仕事ぶりが明らかになったからだ。当時「中央情報部」の大統領の夜遊びをサポートしていた儀典課長が死刑前の裁判で語った証言などによれば、当時は、月に10回前後の頻度で人気絶頂の女性芸能人やモデルの卵などをキャスティングしては大統領の宴会に調達していたと伝えられている。事件当日も、当時の人気歌手や新人女優が同席していたことは有名な話。参加女性1人当たりのギャラは10万円~20万円程度だったという。

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