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<Wコラム>「AFTER SCHOOL」からの「ORANGE CARAMEL」、コラボと想像力が共振する奇想天外のアート

Wow!Korea / 2014年8月28日 22時11分

「Orange Caramel」

K-POPガールズグループ「AFTER SCHOOL」(アフタースクール)からの個別ユニット「ORANGE CARAMEL」(オレンジキャラメル)が新曲「私みたいにやってみて」(My Copycat)を発表した。この曲で彼女らはアメリカの3Dアニメ制作会社「ドリームワークス・アニメーション」(DreamWorks Animation)の人気キャラクター「ウォーリーをさがせ!」とコラボレーションを実現した。

過去にもバビー人形コンセプトの「魔法少女」や中華少女コンセプトの「上海ロマンス」、不思議な国のアリスや白雪姫をモチーフにした「アイン」など、他のK-POP女子アイドルには見られないユニークな企画力で勝負してきた彼女たち。

また、童話やアニメだけでなく、J-POP界からも松田聖子の「天使のウィンク」やキャンディーズの「やさしい悪魔」をカヴァーしたり、パキスタンの民謡「Jutti Meri」を借用(サンプリング)したりするなど外部コンテンツを積極的に取り入れている。

ことしの3月には、和食の寿司や韓食のビビンバなど、食べ物をコンセプトにしたディスコナンバー「CATALLENA」でも奇想天外なコスプレ衣装が話題となった。

そして、今回の新曲「私みたいにやってみて」では、「ウォーリーをさがせ!」の世界観である「探し絵」や「間違い探し」をジャケット写真とミュージックビデオに盛り込んだことで、彼女たちならではのユニークさをよりリアルに表現している。

なお、 「ドリームワークス・アニメーション」と言えば、ハリウッドの大御所であるスティーヴン・スピルバーグ監督と元ディズニーの幹部らが設立した製作会社としても有名だ。3Dアニメション映画「シュレック」 や「カンフー・パンダ」などで、世界的なヒットを記録している。

このようにK-POP界では完ぺきな差別化戦略で唯一無二のアイドルユニットに成長している「ORANGE CARAMEL」だが、その奇抜な発想はどのようにして生まれているのだろうか。

所属事務所の「プレディス・エンタテインメント」の関係者によれば、あの企画力は「密度の高いブレインストーミングの結果」だという。リリースする曲が決まれば、それに合うコンセプトを決めるため、社内でアイデア会議を何度も繰り返しているというのだ。

ディレクター(A&R)や現場スタッフはもちろん、社長まで参加し、1~2週間の間に20~30案ほどのアイデアが集まるという。 そこで最終的にもっとも支持率が高かったアイデアを採用し具現化していく作業が行われるそうだ。

特定のディレクターや有名プロデューサー、または社長の独断で新曲のコンセプトが決まるK-POPの大手芸能プロダクションとは対照的なやり方だ。

セクシーコンセプトで身を固め、一発ヒットを狙うガールズグループが増えている中、ここ数年確固たる方向性をアピールしてきた3人の女子。

当初は、前例のなかったチャレンジだっただけに、韓国で「日本の真似だ」、「コスプレのやり過ぎ」といった非難もあったが、今やその優れた想像力が韓国ファンたちにも認められているようだ。

世界的な人気作品の独創的な世界観を積極的に音楽シーンに取り入れられ、音楽や文学や美術がコラボし、日本や韓国や世界各国の文化の想像力がお互いに共振する作品が出来上がる。彼女たちの奇想天外のアートが今後も楽しみである。

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