<Wコラム> 観客1700万 の「鳴梁」李舜臣、伊藤博文と安重根の日韓歴史

Wow!Korea / 2014年9月29日 14時59分

映画「鳴梁」ポスター(提供:OSEN)

ことしの夏、韓国では歴史的ヒーロー、李舜臣(イ・スンシン)将軍の活躍を描いた映画「ミョンリャン(鳴梁)」(チェ・ミンシク、リュ・スンリョン他)が「観客1700万人突破」という歴史的な大ヒットとなった。

400年前の日韓の戦争を描いている分、簡単に「反日映画」と言われてもいるが、歴史上の李舜臣に対する評価は簡単ではない。

朝鮮の王室から嫌われていたこともあり、むしろ日本人によって有名になったりした経緯もある。日露戦争の名将「東洋のネルソン」東郷平八郎が尊敬する人物だったとの説があるほどで、この150年間、日韓の政治や外交が李舜臣を政治プロパガンダとして利用してきたとの評価もある。

現在の韓国人口は6000万ぐらいで、日本の半分ほど。韓国大衆の4名中1人がこの映画をみたことになる。平均的な家族構成を考えると、1家に1人はこの映画を見ていることになるのだ。ちなみに、韓国ではここ10年間で10本の「1000万人映画」が誕生している。

「韓国芸能」や「韓流」と言えば、韓国ドラマやK-POP音楽をイメージする人が多いかもしれないが、実は韓国国内では映画産業が最大のエンタテインメントコンテンツとして成長を遂げている。

それでは、現地公開年度基準の「1000万人韓国映画」の歴史を振り返ってみよう。

最初の「1000万映画」は、80年代前半の軍事政権が極秘に育て上げた「キラー部隊」の実話をベースにした映画「シルミド」(2003年、ソル・ギョング、アン・ソンギ他)で、最終的には1108万人の観客動員に成功した。

1967年、北朝鮮が韓国大統領を暗殺しようとして、ソウルに32名のゲリラ部隊を潜入させた事に対する韓国の仕返し作戦がその歴史的な背景になっている。今や南北の闇歴史をリアルに再現した秀作として今でも語り継がれている。

世界唯一の分断国家である韓国と北朝鮮との対立を題材にした映画や近代史にスポットを当てた映画が大ヒットとなることが多かったが、翌年の2004年もこの流れは同じだった。

当時韓国を代表するイケメン俳優だった「イブの全て」チャン・ドンゴンと「秋の童話」ウォンビンを主演にした朝鮮戦争映画「ブラザーフッド」は400以上のスクリーンで上映がスタートされ、観客1174万人のヒットとなった。

そして2005年、業界内外から「1000万映画」という言葉がもてはやされる中、異変が起きた。当時は無名だった新人俳優イ・ジュンギ主演の時代劇映画「王の男」が1230万人の観客を魅了したのだ。

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