<Wコラム>「少女時代」ジェシカでみる「KARA」と「Wonder Girls」のメンバー交代の歴史
Wow!Korea / 2014年10月2日 16時23分
日中韓の大衆文化の共有を象徴する女性アイドルグループ「少女時代」。9人のメンバー中、ジェシカの自らの「脱退」、または「解雇」が事実上に決まってしまった。
デビュー当初は「少女時代」を凌ぐ勢いの人気だった「Wonder Girls」や、日本では「少女時代」に先駆けて大ブレイクした「KARA」に続き、アイドル界では稀に見る結束力でライバルに差をつけてきた9人の女性たちが、ついに分裂してしまったのだ。
これで、K-POP女子アイドル界の黄金期を支えた「第2世代ガールズグループ」の3大グループは全て「メンバー脱退」という試練を味わったことになる。
もう少し前の話をしよう。4人組の「Fin.K.L」(ピンクル、フィンクル)と3人組の「S.E.S」で代表される「第1世代ガールズグループ」たちは、デビュー5年目を前後に解散、もしくは活動停止になっていた。それに比べ、「第2世代」の3大グループは、日本や中国など、世界各国で起きている「K-POPブーム」の恩恵を享受してきた分、長い寿命が予測されてきた。
しかし、寿命が長くなっている分、メンバーの「交代」や「脱退」は避けられなかったようだ。「個人の都合」、「契約トラブル」、「結婚」など、その理由は様々だったが、そんな中で7年間も、練習生(研修生)時代を含めると10年以上を、同じメンバーで活動してきた「少女時代」の輝きは特別なものだったといえる。
「Wonder Girls」は2007年、後に大ヒット曲となる「Tell me」の発売を控え、メンバーのヒョナ(現在は「4minute」で活動中)が抜け、ユビンが入った。幸いにもブレイク前だったこともあり、ダメージは少なかった。
しかし「Wonder Girls」は、2010年にソンミが脱退し、ヘリムが補強された頃からはその高い人気にも陰りが見え始めた。さらには、リーダーとしてチームを牽引してきたソネが結婚を理由に脱退し、メインメンバーのソヒも女優に転向してしまったことで、現在はチームとしての活動が難航している状況。日中韓よりもアメリカでの活動を重視した結果とも言われている。
一方、「KARA」も「Wonder Girls」と同じく、デビュー初期にメンバーの交代を経験している。ファースト・アルバムの発売後にソンヒが抜け、ジヨンとハラが補強された。このことが功を奏し、その後は日韓で大人気のガールズグループに成長した。
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