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【個別インタビュー】ソン・シギョン、独自の音楽論・バラエティー論・恋愛論をホンネで語る!

Wow!Korea / 2015年12月12日 11時6分

―料理番組に出演してから、料理の腕前は上がりましたか?

上がりましたね。もともと食べることが好きだったし、料理は本当に楽しいです。味の微妙な違い、材料に対する理解…、すごく奥が深いです。そうそう、音楽と料理って、すごく似ていると思うんですよ。本当に紙一重。どちらも、誰もがある程度まではできるけれど、本当に細かい部分の違いで、かなり変わるところが共通しているなと思います。

―デビュー当時は、今のようなバラエティーでの活躍を想像していましたか?

いいえ、全く。15年前と今とでは、テレビというメディアが持つ意味がかなり変わったと思います。以前は、テレビにたくさん出ると、早く消耗する感じがあったし、何かに特化した番組というより、全国民を相手にする番組、日本でいうNHKの番組のようなものが多かったんですが、最近ではシェフ、ジャーナリスト、僕のような歌手も出るし、いろいろな番組ができて、多様になったじゃないですか。だから、自分にも機会が回ってきたんだと思います。そして、もしそれがダメになっても、“あいつは終わった”とならず、また新しい番組ができて…。音楽業界に例えると、以前はアルバムが多かったですけど、今はシングルが増えてきたのと似ているなと。より軽くなったし、多様になったと思います。

―ソン・シギョンさんの曲は別れの切ない曲が多いので、その曲を発表した当時より、年を重ねていろいろな経験をしてきた今のほうが、歌詞への理解も深まっているのではないかと思いますが、昔と今とでは歌い方、感情の入れ方も変わってきたんですか?

それはないですね。同じような感じです。でも、俳優が年を取るにつれ、演技に深みが増していくように、歌手も同じで、曲に深みが増していくと思います。そして、幸いなことに、体の中では、声の老化が一番遅いので、年を取れば取るほど、もっとカッコよく歌えると思います。

―デビューのときに歌っていた曲を今歌うと、気分は違うものですか?

もちろん違います。でも、「僕に来る道」はもっと上手く歌うとか、そういう歌ではないと思います。20代前半の恋愛を1、2回した男が、本当の恋に出会ったときに歌うのが、一番良いような気がします。僕は歌手なので、演技者なので。40代の俳優が学生時代の演技をするように、僕も20代前半を演じて歌います。

―ご自分を“演技者”と表現するところが面白いですね。

僕は、歌手は演技者だと思っています。俳優が台本を見て演じるように、僕も歌詞という台本を見て演じながら、歌いますから。だって、声だけ出せばいいんですか?それは歌手ではないと思います。「僕に来る道」は、今そばにいる女性にときめいているんですが、静かに見守っているんですよ。それは、愛のような気がする。違う言葉では説明できないので。だから、思い出で終わらないように、頑張らなきゃという歌詞の世界をイメージして、歌でメッセージを届けています。そこに感情がこもっていなかったら、音程があるだけで、歌だとは思わないです。

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