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韓国オリジナルミュージカル「パルレ(洗濯)」主役に日本人俳優・野島直人出演で新たな感動!

Wow!Korea / 2016年1月5日 10時1分

韓国オリジナルミュージカル「パルレ(洗濯)」主役に日本人俳優・野島直人出演で新たな感動。(CHスバク、オフィシャル)

ソウル・大学路(テハンノ)を中心に、比較的コンパクトな劇場で臨場感たっぷりに目の前で繰り広げられる韓国ならではのオリジナルの演劇やミュージカル。こうした韓国のオリジナルミュージカルをけん引する傑作作品が、今年初演からロングラン11年目に突入した。そのミュージカルが「パルレ」だ。

「パルレ(洗濯)」をキーワードに、生きる素晴らしさを歌い上げる「パルレ」は、当時20代の若者らが大学の卒業制作として書き、2005年に初演された。「韓国ミュージカル大賞」「ザ・ミュージカル・アワーズ」など数々の賞にも輝き、その台本は、韓国の中学、高校の国語文学の教科書にも採用されるなど、その文学性の高さも認められる作品だ。

作品の素晴らしさは海を越え、2012年に日本で日本語版ライセンス公演が行われる。この時に主役ソロンゴを演じた俳優のひとりが野島直人だ。

この野島直人を見た「パルレ」の劇団CHスバクは、彼に韓国オリジナル版のオーディションを受けることを勧める。それまで韓国とはまったく無縁だった野島直人が、たった1か月の集中練習で韓国に向かう。多くのプレスが見守る中、1曲だけの予定が、野島のレベルの高さに急きょセリフをからめた形で3曲をもリクエストされ、野島はこれをすべてクリア、そのまま韓国の本番の舞台に立つこととなった。

これが評判を呼び、その後、野島の韓国語による韓国公演は毎回の満席で、劇団は次の節目でも彼をゲスト招聘した。

そして今年、野島直人は3回目の「パルレ」の舞台を踏む。ただし今回は、3か月間のレギュラー出演であり、これは劇団がもはや野島のゲスト扱いをやめたことの証でもある。その理由には彼の出演日の集客の高さ、そしてそれを裏付ける彼の歌と演技の素晴らしさがある。彼の役どころである外国人労働者を、日本人が韓国語で歌い演じることで、外国人という役柄のリアリティに、観客の心をとてつもなく揺さぶっているのだ。

日本では2015年秋には「レ・ミゼラブル」のアンジョルラス役として大舞台に立っていた野島が、韓国語にさらに磨きをかけ、セリフ歌共にこれまでとは違ったソロンゴを韓国・大学路のコンパクトな劇場で好演を積み重ねている。「レ・ミゼラブル」で親交を深めた韓国のミュージカル俳優、ヤン・ジュンモ(現在、韓国版「レ・ミゼラブル」でも主役ジャンバルジャンとして舞台に立っている)らも、彼の「パルレ」の舞台に駆けつけ感動と刺激をもらっているという。野島の貢献は、単なる日本人による韓国公演の域を超え、日韓のミュージカルの相乗的レベルアップという刺激の源にもなっているのだ。

そうした中、2016年2月に野島直人の「パルレ」公演を見に行くツアーもリリースされた。ツアー内容は野島直人公演日の「パルレ」観劇に加え、食事会、野島直人のスペシャル・ミニライブが用意されている。このライブには、「レ・ミゼラブル」でも共演した野島と親交の深いヤン・ジュンモ氏のゲスト出演も決まっている。またツアーは、韓国語学習書『ミュージカル「パルレ」を歌って日常韓国語を学ぼう(晩聲社)』の著者、日下隆博先生の解説も付いていて、「パルレ」が初めての人も、言葉の壁を越えて楽しめるはずだ。

野島直人が出演している「パルレ」の17次シーズンは2月まで行われる。

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