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<Wコラム>イ・ヨンエが演じる申師任堂はどんな女性?

Wow!Korea / 2016年4月27日 21時37分

韓流トップ女優のイ・ヨンエがソン・スンホンと共演するドラマ『師任堂 The Herstory 』が大変な話題となっている。(写真提供:OSEN)

■話題の『師任堂 The Herstory 』

韓流トップ女優のイ・ヨンエがソン・スンホンと共演するドラマ『師任堂 The Herstory 』が大変な話題となっている。『宮廷女官 チャングムの誓い』でアジア各国から絶大な支持を得たイ・ヨンエの久しぶりのカムバック作品だけに、注目されるのも当然かもしれない。

完全事前制作で撮影が進められていて、今年の下半期に韓国・日本・中国で同時放送される予定になっている。

そもそも、ドラマの中でイ・ヨンエが扮する申師任堂(シン・サイムダン)とはどういう女性だったのだろうか。歴史の中の彼女にスポットを当ててみよう。

申師任堂は朝鮮王朝時代の1504年、5人姉妹の二女として生まれた。幼い頃から優れた感性を持っていた彼女は、7歳になると絵を好んで描くようになった。申師任堂の描く絵を見た祖母は、彼女の才能に驚き、当時では高価だった紙を買い与え、積極的に成長を見守っていった。その甲斐もあり、申師任堂はその才能をメキメキと伸ばした。

申師任堂が描いた絵に関する逸話がある。あるとき、申師任堂が紙にイナゴの絵を描き乾かしていると、それを本物と勘違いした鶏が、絵の中のイナゴを食べようとしたのだ。それほどまでに、彼女の絵画の才能は優れていた。

■親孝行に徹していた

優れた感性と知性を持つ申師任堂。彼女は絵画だけではなく幼い頃から儒教の経典や有名な詩人たちの詩集を好んで読み、素晴らしい詩をいくつも世に残した。

代表的な作品が「母を慕って」という詩で、これには親に対する申師任堂の上品な孝行心が込められている。

1522年、18歳になった彼女は、李元秀(イ・ウォンス)という青年と結婚した。しかし、申師任堂を溺愛していた父は、結婚の条件として彼女を自分の手元から離さないことを約束させる。

申師任堂が結婚して数か月で父は亡くなるが、その願いを尊重したいと思った彼女は、3回忌がすぎるまで実家から離れなかった。その後は、李元秀の家で暮らしたが、その時も頻繁に実家に通うほど孝行心が強かった。また、申師任堂は家族だけではなく、嫁ぎ先の両親も大事にした。

申師任堂は李元秀との間に4男3女を授かった。夫がお金に無頓着だったこともあり、彼女はいつも質素倹約に努めた。しかし、自分の生活が辛くなろうとも、子供の教育に心血を注いだ。

その結果、三男の李珥(イ・イ)は朝鮮王朝儒学者の中で最も有名な1人にまで成長した。

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