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<Wコラム>「超新星」ソンモがもしも社会服務要員ならば

Wow!Korea / 2016年4月29日 21時33分

ソンモ(超新星)が4月28日午後に韓国中部の論山(ノンサン)にある陸軍訓練所に入隊した。(写真提供:OSEN)

ソンモ(超新星)が4月28日午後に韓国中部の論山(ノンサン)にある陸軍訓練所に入隊した。4月28日は木曜日。この曜日に入隊した人の訓練期間は4週間。月曜日に入隊する人は5週間なのだが、それより訓練期間が1週間短くなっている。それはなぜなのか。木曜日に入隊して4週間訓練を終えた人は、兵士として軍務に就くのではなく、社会服務要員や義務警察隊員として軍務代替制度を利用するのである。

■社会服務要員とは何か

一部の報道によると、ソンモは陸軍訓練所での4週間の新兵訓練を終えると、社会服務要員になるという。

この「社会服務要員」とはどういうものなのか。2013年までは「公益勤務要員」と呼ばれていたが、今はこの名称になっている。「もしもソンモが社会服務要員ならば」と仮定して、その実態を見てみよう。

韓国には、兵役全体を規定する「兵役法」という法律がある。

その第2条では「社会服務要員とは何か」ということが説明されている。それは以下の通りである。

「社会服務要員というのは、各機関(国家機関、地方自治団体、公共団体)の公益目的を実行するうえで必要な社会福祉・保健・医療・教育・文化・環境などの社会サービス業務および行政業務などの支援のために招集され、公益分野で服務をする人を言う」

上記の説明の通り、社会服務要員の活動分野は非常に多岐にわたっている。

■補充役がよく社会服務要員になる

具体的に社会服務要員はどんな分野で活動するのか。主なものを列挙してみる。

◆開発途上国に行って国際協力奉仕活動を行なう

◆芸術・体育の分野で特技を発揮する

◆医師が公衆保健業務や国際協力医療事業に派遣される

◆特殊な専門機関で研究を行なう

◆産業の育成・支援のために指定された企業・研究機関で働く

◆国家機関・地方自治・公共団体で公益目的の勤務をする

わかりやすく言えば、開発途上国に行って農業や工業の指導をしたり、芸術・体育の組織で実力や才能を発揮したり、医師として徴兵検査の専門診断を担ったり、重要な研究機関で実験に明け暮れたり、大企業で特殊技能を生かす仕事をしたり、国家公務員や地方公務員として働いたり、ということだ。

なお、社会服務要員になる人は、徴兵検査で4級と判定された人が圧倒的に多い。徴兵検査の場合、1級から3級までが現役兵対象で、4級は持病などを理由にして補充役になる。そして、補充役の人が社会服務要員になるという例が非常に多いのである。

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