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<Wコラム>ユチョン問題が今後、韓国社会にどう波及するのか

Wow!Korea / 2016年6月15日 19時2分

この記事では、ユチョンに関する出来事については触れない。あくまでも、今回の騒動が韓国社会にどのように波及していくかを推察していく。(写真提供:news1)

この記事では、ユチョン(JYJ)に関する出来事については触れない。あくまでも、今回の騒動が韓国社会にどのように波及していくかを推察していく。大きな批判が起きることは避けられない情勢であり、その際にユチョンはどのような姿勢を見せればいいのだろうか。

■徴兵検査は4級判定

まずは、現在のユチョンの立場を確認しておこう。

彼は徴兵検査で4級の判定を受けて、補充役として社会服務要員(2013年までは公益勤務要員と呼ばれた)になり、軍務の代替制度を利用してソウルの江南(カンナム)区役所で兵役を遂行している最中である。

徴兵検査で1級から3級までに判定されると「現役兵」となって軍務に就くのだが、4級は「軍務に耐えるのが難しい」という判定だ。ユチョンの場合は、持病の喘息によって4級判定になったと言われている。

本来、4級は補充役となる。これは、戦時には軍の後方支援に回る人たちである。一応、兵役の最初に4週間の新兵訓練を受け、その後に社会服務要員として各地の役所や公共団体で勤務をすることになっている。

ユチョンは、昨年8月27日に兵役入りして4週間の新兵訓練を受け、終了後から江南区役所で勤務を始めた。

■国民の批判は容赦がない

ユチョンのように役所で勤務を行なう兵役履行者は、原則として自宅からの通勤が認められている。

しかし、厳密に「兵役中」であることに変わりはない。軍事境界線で過酷な警戒勤務を行なっている兵士たちと身分的には一緒なのである。

それだけに、今回の騒動では、ユチョンに対して「兵役中なのに、夜中に遊んでいていいのか」という批判が起きるのは間違いない。

思い出すのは、2013年に芸能兵が廃止になった一件だ。

このときも、国防広報院・広報支援隊員(いわゆる芸能兵)の数人が、夜中に遊興したり女性と密会したりして、広報支援隊員の制度が廃止になってしまった。

その影響は芸能界に強く波及した。

本来なら、「東方神起」、「JYJ」、「超新星」の各メンバーも広報支援隊員になっていたかもしれないのだが、制度そのものが廃止になったので、その恩恵を受けることができなくなってしまった。

あのとき、広報支援隊員の制度が廃止になったのも、国民から強い批判を浴びたからである。

このように、兵役中に気が緩むような行動を起こすと、国民の批判は容赦がない。それは、韓国の兵役が負っている宿命のようなものなのだ。

■イメージダウンは避けられない

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