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<Wコラム>絢爛たる前途! 『雲が描いた月明かり』のキム・ユジョン(前編)

Wow!Korea / 2016年9月8日 21時0分

人気を集めるKBSドラマ『雲が描いた月明かり』。主役としてパク・ボゴムと共演しているキム・ユジョンの評価が高い。(写真提供:OSEN)

人気を集めるKBSドラマ『雲が描いた月明かり』。主役としてパク・ボゴムと共演しているキム・ユジョンの評価が高い。天才子役と言われた彼女は、いつのまにかハッとさせられるほどの美しい女優に成長した。

■デビュー作では泣いてばかり

1999年9月22日生まれのキム・ユジョン。芸能界に入ったのは4歳のときだった。彼女の1歳の誕生日の写真を母親がインターネットに載せたら、それを偶然見た芸能関係者が声をかけてきたのだ。

初めて出演した作品は映画『親切なクムジャさん』だった。拉致された子供の役で、出演していたチェ・ミンシクが怖くて、セリフも言えずに泣いてばかりいた。あまりに幼くて、それも無理はなかった。

以後は、『イルジメ(一枝梅)』、『トンイ』、『太陽を抱く月』と出演作が続く。作品ごとに天才子役と称されたのは周知の通りだ。

私(康熙奉〔カン・ヒボン〕)が時代劇のムックの編集長を務めたとき、真っ先に指名してインタビューしたのが2012年だった。

当時はまだ中学生だったが、受け答えは大人顔負けだった。当時のキム・ユジョンの発言をもとに、彼女の成長の軌跡を振り返ってみよう。

■時代劇への愛着が強い

キム・ユジョンにとって一番幸いしたのは、『トンイ』のときにイ・ビョンフン監督からたくさんのことを学んだことだった。

「他の俳優の方々はイ・ビョンフン監督と仕事をするのは大変だと言いますが、その分、学べることも多いんです。監督は私に発声も教えてくださいました」

そう語って、キム・ユジョンはイ・ビョンフン監督に感謝の気持ちを表していた。

当時は、こんなエピソードがあったそうだ。

「撮影現場ではなく撮影前の練習のとき、共演する子役の人から、練習するのでセリフを合わせてほしいと言われたんです。それで軽い気持ちで行なったら、イ・ビョンフン監督から叱られました。『なぜ、私ばかり言われるの』と悔しくて涙が出ました。あとで、アシスタント・ディレクターの方が来て、『すべてお前のためなんだ』と話してくれましたが、それでも涙が止まりませんでした。あとで考えたら、とてもいい経験でした」

キム・ユジョンは時代劇の出演が多い。それだけに、時代劇には特別な愛着を持っているという。

「時代劇では、髪形をキレイにするためスプレーをたくさん使いますが、そこにコツがあるんです。現代劇では髪形を整えて撮影が終われば翌日また髪を洗っていかなければならないでしょう。でも、時代劇では髪を洗わなくてもいいんです。ヘア担当の方に『やっぱり洗わないとダメでしょうか』と聞いたら、『洗わないほうがもっとスタイルがちゃんと出る』と言われたんです」

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