【会見レポ】映画「弁護人」ソン・ガンホ、10年ぶりの来日記者会見! 「怖いと感じたけれど勇気を出して演じました」
Wow!Korea / 2016年11月11日 23時55分
2014年に韓国で観客動員数1100万人突破の記録的大ヒットとなり、「第35回青龍映画賞」「大鐘賞」など韓国内の映画賞を席巻し、20冠を獲得した「弁護人」。11月12日(土)より劇場公開されるのに先立ち、同作で主演を務めた俳優ソン・ガンホが来日し、11日(金)都内にて記者会見を行った。
同作は、1981年9月、国家保安法違反の容疑で、学生らが不当に逮捕された「釜林(プリム)事件」と、この事件を担当したことがきっかけで、人権派弁護士へと転身した故・盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の実話が基になっている。
本作で、盧武鉉元大統領をモデルにした、国家に一人で立ち向かう孤高の弁護士ソン・ウソクを演じたソン・ガンホ。彼は、「第89回米国アカデミー賞」外国語映画賞の韓国代表作品に選出された「密偵」(原題)の日本公開も2017年に予定され、韓国初の主演作累計観客動員数が1億人を突破という偉業を達成したことで話題となったばかり。さらに、「グエムル -漢江の怪物-」以来10年ぶりの来日とあって、会見場には多くの報道陣が詰め掛け、関心の高さをうかがわせた。
映画プロデューサー、チェ・ジェウォン氏と共に登壇し、大きな拍手で迎えられたソン・ガンホは、「10年ぶりの来日ということで、この日を首を長くして待っていました!」という司会者の言葉に、日本語で「ありがとうございます」とニッコリ。
続けて、「10年ぶりにごあいさつできて、本当に光栄でうれしく思っています。どうしてブランクが長くなってしまったのか分かりませんが、今回は意味のある作品でごあいさつできて、格別な思いです」とあいさつし、質疑応答がスタートした。
―本作は韓国で大ヒットし、日本でもSNSなどで「早く見たい」などと話題になっていますが、ついに明日から公開です。いまどんな心境ですか?
チェ・ジェウォンプロデューサー(以下、チェ):ソン・ガンホさんの10年ぶりの来日ということもあると思いますが、これほど(記者会見に)大勢の方が来てくださるとは思っていなかったので、ありがたく思っています。「弁護人」は数年前に韓国で公開されましたが、時間が経ったいま、こうして日本に来たのも、「弁護人」に対する格別な愛情を持っているからです。米国ではトランプ大統領が誕生したこの時期に、この映画を上映していただくことになりましたが、韓国と日本の国民の皆さんがもう一度、自分たちの生きている姿を振り返り、いろいろなことを考えられる、意味のある映画だと思います。そのような考えを皆さんと共有したいし、この映画がその一助になればと思っています。
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