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【公演レポ】韓国発ミュージカル「マイ・バケットリスト」開幕! キム・ヨンソク(CROSS GENE)&テウン(SNUPER)が涙の熱演

Wow!Korea / 2018年2月22日 0時9分

『マイ・バケットリスト』日本語公演より (C)マイ・バケットリスト実行員会

命の美しさと尊さを描く韓国発ヒューマン・コメディ・バディミュージカル「マイ・バケットリスト」の初の日本語公演が2月20日(火)、東京・新宿シアターモリエールにて開幕した。

2014年に韓国の新たな演劇が生まれる場所と言われる大学路(テハンノ)で初演された後、2015年、2016年と再演を重ね、韓国ミュージカル界で新たな潮流を作った話題作。2017年には日本にも初上陸し、好評を博した。新たなキャストを迎え、全編日本語での上演となる今回は、主人公のカングをキム・ヨンソク(CROSS GENE)、ミンス、ミュージカル俳優のキム・ナムホ、ヘギ役をテウン(SNUPER)とインジュンが演じる。演出は中野智行(PaniCrew)。

物語は、少年院から出所したばかりの不良少年でロッカーのカングが、生きることにうんざりしていて、自殺を試みようとしたときにかかってきた1本の電話が始まり。なんと、自分が死に至るウイルスに感染したというのだ。急いで病院に向かったカングは、悪性腫瘍患者で、“リアル”に余命宣告された少年ヘギに出会う。残された時間で、死ぬ前に絶対やってみたいこと=バケットリストを実行していたヘギは、自分が死んでも悲しまないだろうカングに、高額のアルバイト料と引き換えに自分のバケットリストを実行する旅に誘う。2人はヘギのバケットリストを実行する「プラシーボ・プロジェクト」を始めるのだが…。

初日のバディは、日本でミュージカルに出演するのは初めてとなるキム・ヨンソクと、ミュージカル自体が初めてのテウン。初日ということで、舞台上の緊張感が伝わってきたが、物語が進むにつれ、熱い情熱をたぎらせた演技で、観客をぐいぐい引き込んでいった。

キム・ヨンソクは、「CROSS GENE」では天真爛漫な末っ子だが、そこにいたのは不良少年のカング。人生のどん底を彷徨い、苦悩や孤独を抱え、荒れているカングを迫力のある演技で表現。また、制作発表会で好きなセリフとして、ヘギに言う「逃げてんじゃねえよ。何もせずに後悔するくらいなら、ぶつけてこいよ」というセリフを挙げていたが、そんなカングの不器用な優しさや、ヘギとバケットリストを実行しながら、人生の意味に気付いていく過程を表情や声のトーンを変えながら、繊細に表現した。

テウンも、「SNUPER」のラッパーとしての姿はそこにはなく、ピュアで可愛く、生きたいと切に願う力強さも持ち併せたヘギそのもの。好きな年上女性に告白するシーンでは、キュートさ全開!女心をとろけさせる笑顔で、女性の観客を胸キュンさせたし、笑顔の奥にある、余命わずかの現実と向き合う切なさを上手く演じ、新たな一面を見せた。

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