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【公演レポ】イ・ジフン、ソン・ジュンホ、ミン・ウヒョク、チョン・ドンソク、韓国ミュージカル界のプリンスたちによる珠玉の名曲たちと圧巻の歌声の饗宴

Wow!Korea / 2018年9月24日 10時41分

左からイ・ジフン、ソン・ジュンホ、チョン・ドンソク、ミン・ウヒョク

韓国ミュージカル界のプリンスと謳われる4人のトップスター、イ・ジフン、ソン・ジュンホ、ミン・ウヒョク、チョン・ドンソクが一堂に会し、数々のミュージカル作品の名曲を披露する「ファンタスティック・ミュージカルコンサート2018」が、9月22日(土)東京・東京国際フォーラム ホールCにて開催された。

クラシカルなスーツ姿でステージに4人が登場し、ミュージカル「皇太子ルドルフ」から「明日への階段」で幕を開ける。チョン・ドンソクの美しい低音ボーカルが口火をきり、客席からは自然と拍手が巻き起こる。それぞれのソロパートもさることながら、4人の声が重なった時の重厚なハーモニーは圧巻の一言。たった1曲で物語を一編読み終えたかのような充実感が満ち溢れる。

「皆さん、こんにちは!」と4人が口をそろえ、「日本で初めての公演『ファンタスティック・ミュージカルコンサート』にお越しの皆さん、心から歓迎します。僕たちが準備した曲をこれからお聴かせいたしますが、準備はできていますか?一緒に楽しみましょう!」」とイ・ジフンが代表してあいさつした。

続いてはソン・ジュンホがミュージカル「ジキル&ハイド」より「時が来た」を披露。「慣れている歌を歌うからこそ、プレッシャーが大きくて難しいような気がします。皆さんも聴きなれた曲ですし、これまでにたくさんの人が歌ってきた曲ですからね。皆さんお気に召しましたでしょうか?」と客席に語りかけ、2曲目には「ラ・マンチャの男」から「見果てぬ夢」でファンの心を掴むソン・ジュンホ。その朗々と響き渡る歌声で、物語を紡ぎ、登場人物の心を伝える“俳優”としての表現力を見せつけた。

次に登場したのはこの日集まった4人の中では最年少のチョン・ドンソク。甘いマスクから放たれる歌声にはその年齢を忘れさせる深みがあり、瞬く間に空間をその響きで埋め尽くす。披露されたのは自身のミュージカルデビュー作品であり「歌う度に色々なことを思い出させてくれる」と話す「ノートルダム・ド・パリ」から物語の序章である「カテドラルの時代」、そして「ファントム」から「君は彼の元へ」。「日本に久しぶりに来たので、緊張して昨日は1時間しか眠れませんでした」と物静かにはにかむ姿と、歌っている時の威厳ある佇まいとのギャップも可愛らしい。

チョン・ドンソクが「僕の大好きな先輩、ジュンホさんと一緒に準備しました」と紹介して、ソン・ジュンホをステージに招き入れ、2人のデュエットで披露されたのはミュージカル「エリザベート」から「闇が広がる」。劇中では死の象徴であるトートが歌う、カリスマ溢れる存在感が必須の楽曲が、2人の迫力の歌声により艶やかに地を這うように、空を覆いつくすように再現された。

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