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【会見レポ】ポン・ジュノ監督&ソン・ガンホ、日本でも異例の大ヒットのアカデミー賞受賞「パラサイト 半地下の家族」凱旋来日記者会見開催

Wow!Korea / 2020年2月26日 11時20分

アカデミー賞受賞「パラサイト 半地下の家族」凱旋来日記者会見を開催した俳優ソン・ガンホ、ポン・ジュノ監督

第92回アカデミー賞で、作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞の最多4部門受賞した映画「パラサイト 半地下の家族」。日本でも観客動員220万人超え、興行収入30億円突破と、日本における韓国映画の歴代興行収入記録を15年ぶりに塗り替えた。世界中でパラサイト旋風が巻き起こるなか、ポン・ジュノ監督と主演を務めたソン・ガンホが凱旋来日。

2月23日(日)に、東京・日本記者クラブにて来日記者会見が行われた。

会見冒頭、まずはアカデミー賞受賞、さらに日本での大ヒットを受けて、コメントした。

ポン・ジュノ監督:カンヌ受賞からオスカー受賞まで、非常におめでたいことでもあり、とても喜ばしいことでもあるのですが、これは私たちが最初から計画していたわけではありません。賞を目標に映画を作っていたわけではないので。受賞したことは非常に光栄なことではありますが、韓国だけでなくフランスやドイツ、アメリカ、イギリス、日本まで1年がかりで公開がずっと続いており、どの国の方も熱く反応してくださったので、それが何よりうれしく思っています。まず、北米で昨年10月に公開されたのですが、今年1月中旬のオスカーノミネートの発表がある前に、アメリカでの外国語映画トップ10に入ることができました。先に、アメリカの監督が熱い反応を示して下さった、それを受けてオスカーでもいい結果を得られたということに意味があるのではないかと思います。日本でも今年1月頭に公開されて、観客のみなさんが熱く反応してくれたことに感謝したいと思います。本当にこのような喜ばしいことになりましたことを、今回東京にまた来て、日本の観客のみなさんの関心に感謝をお伝えしたいと思っています。

ソン・ガンホ:お会いできてうれしいです。ソン・ガンホです。今回の作品において東京を訪れるのは2回目となります。とてもうれしく思っています。「パラサイト」が日本の観客のみなさんにも歓迎され、興味深い映画として受け入れられたことをうれしく思います。今から約20年前は、韓国の映画が日本でも大きく紹介されていましたが、その後は韓国と日本の映画の交流というものが少なくなってしまったように思います。韓国と日本は近い国であるにもかかわらず、一時のような活発な交流が薄まった時期がありました。しかし、今回の「パラサイト」という映画を契機にして、韓国の素晴らしい監督が作る作品が、そして日本の優れた芸術家の作品が、段々と人々の愛情を受け、関心を寄せられているのではないかと思います。お互いの国の作品に関心を持ち、お互いに声援を送り合える関係がまた戻ってきて欲しいなと思います。この『パラサイト』が日本でも好評を博したように、お互いの国の文化への共感が持てればいいなと思います。

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