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チリのお笑い番組で「BTS」をパロディ…アジア人への人種差別発言が物議

Wow!Korea / 2021年4月13日 17時28分

チリのお笑い番組で「BTS」をパロディ…アジア人への人種差別発言が物議(画像提供:wowkorea)

チリのお笑い番組で「BTS(防弾少年団)」をパロディして、アジア人への人種差別発言をし、物議をかもしている。

去る11日(日本時間)、チリのお笑い番組「MiBarrio」にはお笑い芸人5人が「BTS」に扮して登場した。

彼らは、司会者が自己紹介を頼むと、「キム・ジョン・ウノ」、「キム・ジョン・ドス」、「キム・ジョン・トレス」などと述べた。これに司会者は「北朝鮮の指導者(金正恩/キム・ジョンウン)の名前に数字をつけたんじゃないの?」と笑った。「ウノ、ドス、トレス」はスペイン語で数字の1~3を意味する。

司会者が本当の名前を尋ねると彼らは「V、JUNG KOOK、Agust D(SUGA)、J-HOPE、JIN」と自分たちを「BTS」のメンバーの名前で紹介した。

司会者が「韓国語ができるの?」と尋ねると「韓国語はできない」とし、中国語を真似た。司会者がどういう意味なのかを尋ねると、「わたしはワクチンを打った」という意味だと親指を立てた。新型コロナウイルスの状況でアジア人を卑下した発言だったが、客席からは爆笑が起こった。

「BTS」のファンたちやネットユーザーはオンライン上で「Racism is not comedy」(人種差別はお笑いじゃない)というハッシュタグ運動を行い、該当番組と出演者を批判している。「BTS」のファンたちは「すべての冗談が人種主義と外国人嫌悪、彼らの言語嘲弄に基づく」とし、「全世界的にアジア人が経験している差別的攻撃を考慮すると、決してユーモアとして見過ごせない状況」と指摘した。

これに対して、該当番組側はSNSを通じて「私たちは持続的に改善し、学んで、聞く」とし「ユーモアと娯楽に寄与するため、あらゆる肯定的な反応と批判を受けている」と釈明した。

先立って、「BTS」は先月30日、公式SNSを通じて、米国や欧州など急速に増えているアジア人への憎悪犯罪(ヘイトクライム)を糾弾する立場を表明している。

彼らは「僕たちはアジア人という理由で差別を受けたことがある。道を歩いていて何の理由もなく暴言を吐かれ、外見をバカにされたりした」とし「人種が違うという理由で憎悪と暴力の対象になるというのは、表現しがたい苦しみ」と言及し、人種差別と暴力に反対した。

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