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10年前の刑事謎の死で「解剖を阻止した人物」とバーニング・サン事件の「総責任者」が同一人物=「再捜査」を望む声

Wow!Korea / 2021年4月30日 10時36分

10年前の刑事謎の死で「解剖を阻止した人物」とバーニング・サン事件の「総責任者」が同一人物=「再捜査」を望む声(画像提供:wowkorea)

故イ・ヨンジュン強力系刑事の謎の死に関連し、当時、自殺と結論付けて遺族に解剖をしないよう止めていた人物が「バーニング・サン(Burning Sun)事件」の総責任者と同一人物であることが伝えられた。

去る28日放送されたSBSの時事教養番組「あなたが夢中になる間」では、10年前に謎の死を遂げたカンナム(江南)警察署強力系刑事イ・ヨンジュン氏の事件を追った。

イ刑事は失踪前夜、以前勤務していたヨクサム(駅三)地区で特定書類を複写し、その後、知人のソ氏という人物と飲酒。翌日朝早くに何か急ぎの用事があったのか、ソウル-プサン(釜山)間の高速道路下り線、バス専用車線を走っていたところ、事故に遭い病院に搬送された。そして、病院で応急処置を受けた後、病院を抜け出したのが、確認されるイ刑事の最後の行動だ。2日後、彼はチュンブク(忠北)ヨンドンの貯水池で遺体となって発見された。

不思議なのは、イ刑事の死亡後、警察が自殺と断定し、遺族にも解剖をしないよう説得したことだ。警察の同僚たちは、イ刑事が恋人との問題で自殺したと証言したが、当時故人には恋人はおらず、連絡していた異性もいなかった。同僚たちはイ刑事の父親に「イ・ヨンジュン刑事がわれわれを裏切った」とまで話したという。

これに番組出演者は「事実を掴むのであれば、当然、解剖はしなければならない」、「同僚らがもっと彼について調べるべきなのに、本当に変だ」など疑念を抱く意見を述べた。

イ刑事は死去前、江南の風俗店の不正を調査中だった。2000年代序盤から2010年まで、警察に対する風俗店の上納は公然だった。また当時、江南の風俗店と警察との癒着関係が深く根付いていた。

続けて、2018年11月に起きた暴行事件を発端とする「バーニング・サン(Burning Sun)事件」と類似するとの関連性が言及された。イ刑事の遺族に「2度殺すことになる」として解剖を阻止した人物が、「バーニング・サン事件」の総責任者だというもの。

「バーニング・サン事件」の初期調査を担当したA警衛(警察の階級の一つで幹部にあたる)は「当時、初動捜査に誤りがあることを発見し問題提起すると、苦情部署に異動させられた」と明かした。A氏はまた、「捜査の総責任者の職権乱用に関する陳情書を提出したが、明確な処罰はなく事件はうやむやになった」と語った。

番組を見たネットユーザーらは「風俗店の不正を暴こうとして犠牲になったようだ」、「再捜査が必要だ」、「これが、バーニング・サン事件の始まりではないかと思う」、「必ず真実を明らかにしてほしい」、「同僚警察が怪しいのは事実だ」との反応を見せた。

「バーニング・サン事件」とは、ソウルのナイトクラブ「バーニング・サン」で2018年11月に起きた暴行事件を発端とする一連の事件・疑惑である。「BIGBANG」の元メンバーV.I(30)が関与していたことなどから大スキャンダルに発展した。

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