「BTS（防弾少年団）」、2週連続でビルボード首位獲得なるか？…注目は新人オリヴィア・ロドリゴとの一本勝負

「BTS（防弾少年団）」、2週連続でビルボード首位獲得なるか？…注目は新人オリヴィア・ロドリゴとの一本勝負（画像提供：wowkorea）

ボーイズグループ「BTS（防弾少年団）」が2週連続「HOT100」の1位に挑戦する。

「BTS」の新曲「Butter」は発売初週、アメリカ・ビルボードのメインシングルチャート

「HOT100」の1位に初登場し、通算4度目の「HOT100」の1位楽曲を記録する偉業を達成した。

先月21日にリリースされた「Butter」は明るく軽快な雰囲気のサマーソング。“バターのように柔らかく溶け込み、君を虜にする”という歌詞の海洋を生かしたダイナミックなパフォーマンスが際立つ楽曲で、外国人アーティストとしては初めて、人気ポップソング（洋楽）を扱う「トップ40」フォーマットのアメリカ国内の180社のラジオ放送局のすべてで紹介される気炎を吐いた。それだけに「Butter」はヒット曲「Dynamite」よりさらに強烈で穏やかに浸透し、アメリカの大衆の好みにしっかりと的中した。

「BTS」の「Butter」は各種新記録を絶え間なく塗り替えている。YouTubeやSpotifyでだけでも実に5つのギネス世界記録を更新した。さらに「Butter」のMVはYouTubeで最短期間の1億回から3億回に続き、4億回に向かってよどみなく前進している。発売2週目にも相変わらず人気の傾向が続いているという点を勘案すると、「Butter」が2週連続「HOT100」の1位を獲得する可能性が高いという観測が相次いでいる。

特に「BTS」はEDM（エレクトロニック・ダンス・ミュージック）にリミックスした“Hotterバージョン”、R＆Bの感性をプラスさせた“Sweeterバージョン”、ギターサウンドが届ける清涼な魅力を加えた“Coolerバージョン”まで、3種類のリミックスバージョンを追加発売した。ビルボードは「HOT100」の順位を付ける際、リミックスナンバーの販売量までオリジナルの成績に反映している。

ある歌謡界関係者は「リミックスバージョンを通じたダウンロード数の増加により順位を上げようとする戦略は忠誠度の高いファンダムがあってこそ効果が見られる」とし、「『BTS』のファンダムである“ARMY”の“火力”がすさまじいという点を勘案すると、リミックスバージョンのリリースに支えられ、2週連続『HOT100』の1位を達成することができるだろう」と予想した。

「HOT100」の1位を競合を繰り広げた相手は、アメリカのポップシーンで恐ろしい勢いで浮上しているホットな新人オリヴィア・ロドリゴ。

オリヴィア・ロドリゴはデビューアルバム「Sour」でビルボードのメインチャートである「HOT100」と「ビルボード200」のいずれも1位を獲得した“怪物新人”。先週の「HOT100」チャートでは、「BTS」に1位を譲ったが、2位と3位を相次ぎ占め注目を浴びた。ダウンロードでは「BTS」がリードしたが、ストリーミングではオリヴィア・ロドリゴがはるかに先行しているだけに、今週の「HOT100」の1位をめぐり熾烈な一番勝負が繰り広げられると見られる。