NewJeans「契約解除宣言」から一夜明け…アドア社が反論「契約は29年7月まで有効」

NewJeans SNSより

　NewJeansが28日に緊急記者会見を行い、所属事務所アドアについて、義務不履行などを理由に「専属契約を解除する」と宣言した。

　しかし一夜明けた29日、アドア社は「（NewJeansとの）専属契約は、2029年7月31日まで有効である」と公式に反論。また「2025年3月にはNewJeansの国内ファンミーティング、6月～7月にフルアルバムのリリース、8月以降にワールドツアーを計画中であり、新たなプロデューサーと渉外中である」と言及した。

　そして「アーティスト（NewJeans）が、専属契約違反だと主張する相当数の事案は、アドアではない第三者の言動が問題となったもの」「弊社は、専属契約で重要な内容である芸能活動の渉外、交渉やサポート、対価の受領、精算および精算資料提供などを、誠実に履行した」と、契約が有効であることの根拠を示した。

　続けて「アーティストとアーティストのご両親が、ライブ配信やインタビューなどで、対外的にアドアに対する立場を明かしているが、肝心の我々とは、対話やコミュニケーションを通して、誤解を解く機会を与えてくれず、残念な思いだ。来年度の活動計画樹立のために必要な、アーティストとの面談ができることを、心から願っている」と伝えた。

　現段階で専属契約の効力について、アドアとNewJeans間で平行線をたどってる状態であるため、この紛争は当分間続くとみられる。

　NewJeansは11月13日に、所属事務所アドア（ADOR）に対して「ミン・ヒジン社内取締役の代表復帰」などを要求した内容証明を送付。要求の文書では「14日以内にこれが是正されなかった場合、専属契約を解除する」と伝えていた。

　28日の記者会見で、5人は「（親会社である）HYBEとアドアは、私たちの要求に対して、期日までに改善の余地を全く見せなかった」「アドアは、NewJeansを保護する意思も能力もない」「時間がもったいないし、精神的苦痛が続くことになるから、アドアに残っている理由がない」と酷評した。

　対するアドアは「直接対面して、誤解がある部分や立場が異なる部分に対して十分に協議、疎通することを真剣に考慮してほしい」と訴えている。

（よろず～ニュース・椎　美雪）