【外務省】岸田氏の外相時代の秘書官・中込氏が首相秘書官に就任
財界オンライン / 2021年10月26日 15時0分
外務省は、自民党総裁選の行方にやきもきしていたが、岸田文雄政権の誕生にひとまず胸をなでおろしている。
岸田首相は安倍晋三政権時代の4年8カ月にわたって外相を務め、省内にも「歴代の外相の中で一番意思疎通がしやすかった」(局長クラス)などとファンが多い。事故のない国会答弁だけでなく、米国にあるケリー元国務長官の自宅まで出向いてオバマ元大統領の広島訪問の道筋をつけるなど「コツコツと個人的な人脈を広げ、成果を上げる外交手腕を持つ」(別の幹部)と評価が高いのだ。
今回、外務省からは外相時代に一貫して岸田首相の秘書官を務めた中込正志氏が首相秘書官として登用された。さらに、内閣広報官には、同省の四方敬之前経済局長が一本釣り。これまでは同省出身の小野日子(ひかりこ)氏が務めていただけに、同省から登用する枠組みが定着しつつある。
現在、同省が一番注目しているのは、岸田首相が10月8日の所信表明演説で、安全保障政策の基本方針を定める「国家安全保障戦略」(NSS)を7年ぶりに改定すると表明したこと。
岸田首相は周囲に「単に防衛省の予算取りに使うのでなく、中国の経済的脅威も念頭に置いた経済安全保障も重点的に取り込む」と語っており、原案作りは国家安全保障局(NSS)に担わせるという。
同局のトップは同省の秋葉剛男前事務次官。国の安保政策の基盤づくりに省の考えがふんだんに盛り込まれる図式ができつつある。
省幹部は「(岸田氏の後に外相を務めた)河野太郎氏が首相になるより何倍もいい結果になった。数年単位の戦略的な外交安保政策を、官邸と腹を割って話せる態勢ができた」と喜んでいる。
【政界】11月中の総選挙で問われる新政権が掲げる新しい「国のカタチ」
この記事に関連するニュース
-
日米豪印、海洋安保協力拡大へ 中国念頭に「威圧的な操船」非難
ロイター / 2024年9月22日 15時20分
-
<自民党総裁選候補者9人が論戦>対中対話重視は共通、安全保障・抑止力では濃淡
Record China / 2024年9月21日 9時0分
-
八木秀次 突破する日本 自民党新総裁に求める「有事対応の能力と胆力」戦時下の政治指導者となる可能性 必ず負ける戦い方だった岸田首相の危機管理
zakzak by夕刊フジ / 2024年9月18日 6時30分
-
【総裁選告示】歴代最多の死刑囚16人に執行で「生涯SP付き」の上川陽子外相、外務省内でささやかれる一抹の不安「ブリンケン会談で想定問答100ページを作らされ…」
NEWSポストセブン / 2024年9月14日 11時15分
-
9月ロイター企業調査:石破氏トップ、2位は高市氏 望ましい次期首相
ロイター / 2024年9月12日 10時6分
ランキング
-
1任天堂も激怒「酷似ゲーム」会社が犯した痛恨失態 特許権侵害で訴訟され…出した"声明"にツッコミが殺到
東洋経済オンライン / 2024年9月25日 18時30分
-
2年金「月14万円」…手取り30万円労働者の「残酷すぎる老後」
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年9月24日 18時30分
-
3ワコール、英同業企業を買収 海外事業拡大へ販売力強化
共同通信 / 2024年9月26日 18時45分
-
4USスチール買収計画、日鉄社長「決して楽観できない」…仲裁委が「適格」判断で追い風も
読売新聞 / 2024年9月26日 23時17分
-
5価格が安定「カット野菜」なぜ変色しない?栄養はあるの? “野菜”をお得に買う方法もご紹介【Nスタ解説】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年9月26日 20時32分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください