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グラニフCEOが語る「“グラフィック”で人々の生活を豊かにしていきたい!」

財界オンライン / 2021年10月25日 18時0分

村田昭彦・グラニフ代表取締役CEO


年間約50種類を数えるコラボ

 グラフィックを売る――。「graniph(グラニフ)」を全国で展開する当社は創業20周年を迎えました。これを機にリブランディングを進めて5年後の売上高は現在の3倍に当たる300億円を目指していきます。

【写真】グラニフ・村田昭彦CEOの経営に密着!

 当社はオリジナルに加え、有名キャラクターを冠する漫画やアニメ、ゲーム、音楽など幅広い領域でコラボレーションアイテムを手頃な価格で提供しています。年間約50種類(2021年実績)という数のコラボが実現できるのは、元の作品のクオリティを再現できているという評価とデザイン力に対する信頼の表れだと思います。

 何よりも当社はクリエイターや作品をリスペクトしています。プリントする作品の選定だけでなく、新たなデザイン要素を加え、そのレイアウトやポケットの中にも刺繍を縫い付けるなど、細部に渡るこだわりで作品の魅力を高めることを大事にしているのです。そして、コラボ先のファンなら思わず共感するような世界観を表現しています。

 その意味では、当社はクリエイターと顧客を結ぶグラフィックに特化したSPA(製造小売り)ブランドと言えます。実は消費者へのNPS調査では「グラニフ」のポイントは、当社が出店するショッピングセンター(SC)で、一、二を争う人気ブランドよりも高いのです。



原宿店を皮切りに店舗も大きく

 当社が持つこの強みをこれまでのTシャツを中心としたアパレル領域だけでなく、スニーカーやバッグなどのファッション雑貨、クッションカバーやランチョンマット、エプロンをはじめ、マグカップにキャニスター、ディッシュプレート&ボウルといった生活雑貨の非アパレル領域にも広げると共に、EC比率を現在の約27%から5年後には50%にまで高めていく計画です。

 この目標に向かい、出店戦略も変えていきます。これまでは50~70平方メートルを標準としていた店舗面積を150~200平方メートルに拡大し、今期はSCを中心に20店舗を出店する予定です。まずはリブランディング後の初の店舗として9月8日に東京都内最大規模の旗艦店として原宿店をオープンしました。

 私がグラニフに来て感じたのは「グラフィックの可能性は無限大」ということです。商品=キャンバスと捉えると、キャンバスになり得る商材は無限に広がっています。グラフィックで人々の生活を豊かにする――。この世界観を広げていきたいと思っています。

むらた・あきひこ
1967年東京都生まれ。90年明治大学商学部学部卒業後、オンワード樫山(当時)入社。2000年ネットプライス、01年カフェグローブ・ドット・コム取締役COOを経て、07年ベイクルーズ上席取締役。EC事業の担当役員としてEC事業の売上高を5年で5倍の300億円に引き上げた。18年9月オンワードホールディングス常務執行役員。20年9月から現職。

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