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『AOKI』創業者の青木拡憲氏が会長を退任

財界オンライン / 2022年6月3日 11時30分

AOKIホールディングス創業者で会長の青木拡憲氏が6月 29 日付で退任する。「組織の若返りや活性化、ガバナンス体制の更なる強化を図る」のが目的。社長の青木彰宏氏が会長に昇格、新社長には常務の東(あずま)英和氏が就任する。創業家が社長から外れるのは創業以来初めてだ。

 同社は1958年に創業者の青木拡憲氏が長野市で個人商店『洋服の青木』を開業したのが始まり。その後、郊外を中心に出店を重ねて成長。今では紳士服からブライダル、複合カフェなど、幅広い事業を展開し、ここまで成長してきた。

 近年は働き方改革が加速し、年間を通じてカジュアルな服装での勤務を認める企業が増加。新型コロナの影響もあり、紳士用スーツは市場全体が低迷している。しかし、同社は時代の変化に合わせてコロナ禍でシェアオフィス事業に参入、本業の紳士服事業でも在宅需要を捉えた『パジャマスーツ』というヒット商品を生み出した。

 青木氏の持論は「様々な業態を持つポートフォリオ経営はリスクヘッジという意味合いがある。全く違う業態を持つことで、影響を緩和し、他のどこかで補うことができる」ということ。

 東氏は1965年愛知県生まれの56歳。これまで時代の変化と共に新業態を開発し、何度も危機を乗り越えてきた同社のポートフォリオ経営は、これから東氏に託されることになる。

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