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ユニバーサル ミュージック社長兼CEO・藤倉尚「10年連続で売上高最高を更新 「つながる」をキーワードに音楽の可能性を追い求める」

財界オンライン / 2024年9月27日 18時0分

ユニバーサル ミュージック社長兼CEO・藤倉尚

音楽は心に栄養を与え、心を豊かにする。今は世界中に音楽を届けることができる。そういったアーティストに選ばれる会社でなければならない」。世界60カ国・地域で展開し、300万曲以上の楽曲を管理する世界最大の音楽会社の日本法人のトップに就き、10年連続で売上高過去最高を更新中だ。

 2014年の社長就任時、音楽配信などのデジタル化に舵を切る米国本社からの反対がありながらも「日本では熱狂的なファンが支えになる」と説得してフィジカル(CDなど物理的なメディア)の両軸での戦略を実行。今でも日本の音楽市場のうちフィジカルは6割以上だ。

 つながる─。この言葉をキーワードにしてきた。デジタルで日本のアーティストが世界とつながり、23年に東京・原宿で開業したコンセプトストアではファンとつながる。「音楽ストリーミング時代ではヒットまでに要する時間が長くなる」ことを見据え、7割が1年契約だった契約社員330人を正社員化。アーティストとのつながりもさらに深めていった。

 Adoや藤井風、Mrs. GREEN APPLEといった国境を越えて活動する日本人アーティストを掘り起こす一方で、BTSやNewJeansなどのK―POPグループも人気に火が付いた。背景には社員の奮闘がある。

「コロナ禍でも社員は才能あるアーティストを探し続け、オンラインのレコーディングにも対応するなど、アーティストの夢を実現するために動いた」

「音楽には力がある」と訴える。それを実感したのはコロナ禍で始めた医療現場でのサインミュージック。横須賀市の病院で患者が退院する際、特定の音楽を流した。その曲が流れる度に医療従事者は患者の命を救うことができたと実感できたという。

 ビートルズを日本に広めた先々代社長の石坂敬一氏から生前に「教養を身につけなさい」と言われ、1カ月20冊の読書を継続した。それが今も生きる。

 週2日はジムに通う。「好きなお酒を飲み、美味しい食事は食べたいですからね」と笑う。

大矢光雄・東レ社長「炭素繊維、水素、水処理事業が我々の成長エンジン。『高成長・高収益』事業を拡大していく」

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